広島県出身で、中学・高校時代は野球一筋の学生生活でした。
教員として働く姉の影響で、高校生の頃から「将来は学校の体育の先生になりたい」と思うようになり、スポーツ学部スポーツ学科のある福岡県の大学に進学しました。

ところが、教員採用試験で不合格になってしまい、「この先どうしたらよいのだろう…」と途方に暮れることに。
大学の就職支援課に「教育に携わる仕事がしたい」と相談したところ、英進館を勧められました。

英進館の会社説明会に足を運んだところ、筒井社長の「人は人によってしか動かされない」というメッセージに心を打たれ、「私も誰かの心を動かせるような人間になりたい」と新たな目標ができました。

応募時は学習塾の教師として子どもたちに直接勉強を教える自信がなく、受付や事務職として子どもたちをサポートできたらと考えていました。
花まる学習会に配属されたきっかけは、新卒研修の最終日に筒井社長から「松田くんには花まる学習会がピッタリだね！」と声をかけていただいたことです。

受験部門ではない低学年向けの授業とはいえ、最初は「自分が教える立場になるんだ」と戸惑う気持ちがありました。
当時、英進館の花まる学習会は立ち上がって間もない新しいプロジェクトだったので、新規事業に参加できる喜びもあり、「頑張るぞ！」と前向きなスタートを切りました。

入社当初最も苦労したのは、「子どもたちや保護者様を前にするとガチガチに緊張してしまう」ことでした。

今の私しか知らない方には想像できないかもしれませんが、入社してしばらくは初対面の相手に人見知りしてしまうタイプでした。
同期は女性4名、男性は自分のみ。その中で一番出遅れているように感じて、焦ることも度々ありましたね。

特に子どもたちに対しては、こちらから心をオープンにさらけ出さないと相手にも心を開いてもらえません。
現場に入ってからも、上司や先輩に「松田くん、表情が硬いと怖く見えてしまうよ」とアドバイスをいただくこともありました。
なんとか改善しようと、周囲に対応のコツを相談したり色々な先輩のやり方を必死に観察するなど、ブラッシュアップに励みました。

子どもたちや保護者様とのやりとりに悩みましたが、少しずつ改善の兆しも見えてきました。
「かまきり先生（＝私のニックネーム）のおかげで、うちの子が学校でも発表できるようになりました」という保護者様のお言葉や、子どもたちが「かまきり先生、面白いね！」と向けてくれる笑顔が自分の自信につながっていったんです。
温かいお言葉をくださった皆様には、心から感謝しています。

特に印象に残っている出来事は、卒業した教え子の成長した姿を見られたことです。

以前私が担当していたクラスに、とても元気がよくて、授業中も常に話したり走り回ったりしている男の子がいました。
彼は年長さんから小3まで花まる学習会に通ってくれて、小4の花まる卒業を機に、英進館の集団授業コースに送り出しました。

先日、英進館の中学生の授業が行われている教室前を通った時に、「かまきり先生、お久しぶりです！」と声をかけてくれる男の子がいました。
「誰だろう？」と不思議に思いながら話してみると、なんとあの元気な男の子だったのです。
中学生になって雰囲気が変わり大人っぽくなっていて、とても驚きました。私の方がはしゃいでしまい、「○○くん！久しぶりだね！」と盛り上がりましたね。

そして、彼に「花まる学習会の4年間、本当に楽しく勉強させていただきました。ありがとうございました！」と言われた時は、成長した姿に感動して涙ぐんでしまいました。
花まる学習会での日々や私の名前を今でも覚えてくれていること、そして、声をかけてくれたことが本当に嬉しかったです。

仕事で心がけていることは「元気で明るいコミュニケーション」です！

英進館の全社員の中でも、私の元気と明るさは誰にも負けないと信じています（笑）。
中高生時代に野球部で鍛えた「元気の良さ」「礼儀正しさ」「感謝の気持ち」は、社会人になった今もしっかり活きています。
「明るい人が近くにいたほうが楽しく仕事できるはず」と考えているので、少しでもみなさんの役に立てていたら嬉しいですね。

前向きにチャレンジする姿勢は、教室での授業はもちろん、野外体験でのリーダーシップにもつながっています。
教室では見られない子どもたちの顔つきや成長を目の当たりにすると、「よい経験をしてくれてよかったな」とやりがいを感じます。

花まる学習会の理念である「魅力的な大人を育てる」「メシが食える大人を育てる」を常に意識して、子どもたちの前では、普段はふざけていても大切なことは厳しさをもって伝えていますね。
後輩たちにも「松田さんの授業は楽しいだけでなく、気持ちのいい挨拶や目を見て話す姿勢などのメリハリが勉強になります」と言ってもらえることがあります。

子どもたちには花まる学習会に通うことで「学ぶって楽しいな」「先生たちのような魅力的な大人になりたいな」と感じてくれたら幸せです。

花まるスタッフとして経験を重ねるうちに、より多くの後輩たちに「自分の授業や指導によって、子どもたちや保護者様に笑顔になってもらえる楽しさを体感してもらいたい」という想いが芽生えてきました。

現在、年長クラスの責任者を担当している中で、後輩たちと一緒に悩み、考える場面に遭遇します。
花まる学習会は通常の学習塾と異なる授業スタイルなので、「低学年の子どもに響く言葉かけの方法」や「大切なことの伝え方」について質問や相談を受けることが多いです。
自分自身、入社当初に苦い失敗や経験をたくさんしてきたので、そこから得た「前に進むヒント」を話して、一緒に成長していければいいなと考えています。

花まる学習会では、子どもたちに「学ぶことって楽しいな」「これ知ってる、わかる、楽しい！」と感じてもらうことが大前提であり、最も大切です。
「彼らにもっと前に進んでもらいたい」「楽しく輝いてもらいたい」と常々考えながらここまでやってきました。

年長さんには、小学校の準備として「一歩レベルアップしてピカピカの一年生になりましょう！」という気持ちで取り組んでいます。
保護者様には、「就学前からひらがなやカタカナを学んだおかげで、学校でも余裕を持って過ごせています」と言っていただけることもあります。

花まる学習会は、自分自身が受けたいくらい魅力的な教育コンテンツだと思っているので、今後さらに多くの子どもたちに広めていきたいです。

プライベートでは、妻と2歳になる娘がいます。
私が保育園に送迎する担当なのですが、元気いっぱいの娘と毎朝格闘しながら通っています。大変ですが、とても楽しいです。

妻とは、夕飯の時間も担当している子どもたちの話ばかりしていますね。
その日の教室で起きたエピソード、悩みごとの相談など、お互いに女性・男性から見た視点や母親・父親それぞれの考え方の違いに新しい気づきや学ぶことも多く、視野が広がります。

妻は、人生のパートナーであり信頼できる職場の同僚でもあります。
新入社員時代から私が仕事での不安や悔しさで涙する度にサポートしてくれた人なので、どんなこともさらけ出せる相手です。本当に感謝しています。

▼松田さんの奥様で、花まる学習会のスタッフとして活躍中の、狩野さんのインタビューもぜひご覧ください！

就活生のみなさんの中には、「英進館＝受験・教師」というイメージを持っている方が多いかもしれません。
しかし英進館の社員の中には、私のように学生時代に受験勉強をしてこなかった人、学習塾や習い事に通った経験がない人もたくさんいます。

入社してみると、英進館には受験指導以外にもさまざまな教育コンテンツやサポート業務があることがわかると思います。
就活生のみなさんにも、多様な職種と選択肢があることを知っていただきたいです。

今後の目標は、より多くの方に「低学年の教育といえば英進館」と認知していただくことです。
子どもたちに楽しく通ってもらえるように努力を重ね、多くの方に花まる学習会の魅力を発信していきたいです。
花まる学習会は私にぴったりの仕事であり、出会えたことが運命だと思っているので、声をかけてくださった筒井社長には本当に感謝しています。

英進館は、教育への熱意があれば勉強ができる・できないに関わらず輝ける会社です。
明確な目標がある方はもちろん、「教育には興味があるけれど、やりたいことがはっきりわからない」と悩んでいる方に豊富な選択肢を提供できるのも英進館の魅力のひとつです。
私自身、花まる学習会でさまざまな経験を積むうちに、「後輩たちの力になりたい」「子どもたちや保護者様にさらに喜んでいただきたい」という、明確な自分の目標・やりがいを見いだすことができました。

英進館は人生を変えられる場所です。ぜひ勇気を持って足を運んでください。
松田が待っています！一緒に頑張りましょう！

▼花まる学習会のスタッフとして活躍中の、芝田さんのインタビューもぜひご覧ください！