将来の夢/花まる学習会 狩野 由衣

2021/08/29

今もまだ、将来の夢は見果てぬまま。
でも、生涯の仕事は英進館で見つけた。
 

PROFILE

将来の夢/花まる学習会 狩野 由衣

狩野 由衣

2015年新卒入社

熊本学園大学出身
花まる学習会担当スタッフ

将来の夢がはっきり浮かばなかった就活生時代

私には、将来の夢がありませんでした。

家族が大好きだから、大学も熊本県内で。
就職も実家から通えるところがいい。

将来、何がしたいのかな。
面白そうな業界たくさんあるけれど、やりたいことを一つに絞るのは難しいな。

私はそんな、ごくごくどこにでもいる、普通の大学生でした。

高校3年生の時に受けた適職診断で、医療福祉系に適職傾向があったことから、福祉系学部のある大学に進学。

でも、授業を受けるたびに思っていました。
ああ、私福祉業界向いてない、と。
介護実習に行くと相手を未来の両親と重ねてしまい、どうしてもやりがいを見出すことができませんでした。

私の一つ上の世代も就職がかなり厳しいと聞いていたこともあり、人にしかできない仕事に就くことを最低条件として、福祉業界以外で就職活動を始めました。

事務系職種を中心に、医療系、不動産業界、ブライダル、スポーツジムなど、様々な業界を見つつも、心を掴まれる業種に出会えないまま。

就活サイトをぼうっと眺めていたあるとき、英進館の花まる学習会を見つけました。

説明会や選考をきっかけに「英進館で働きたい」と思うように

狩野先生インタビュー風景
一度、会社説明会に行ってみようと、向かったのは熊本本館。

教場のドアが開いた瞬間、聞こえてきたのは「こんにちは!」という元気な挨拶でした。
館内で出会うスタッフほぼ全員が、私と目を合わせて挨拶をしてくれたのが印象的で、今でも覚えています。

入社してから知ったのですが、挨拶をしてもらえたのは、決して私が就活生だったからではなく「生徒にも保護者にも、玄関のドアが開いたら目を向けて、元気に挨拶をしましょう。」という英進館の教えがあったから。

小中高と部活に勤しんできた私にとっては、規律を重んじるこの風土が、とても居心地よく感じられました。
説明会や選考を通じて英進館を知るうちに、ここで働きたいと思うようになったんです。

子どもたちの笑顔が今日まで続けられた理由



英進館の花まる学習会では、社会人の基本的なマナーや、生徒との接し方・心構えなどしっかりと新人研修を行います。

とくに新人21箇条という教訓は今でも21個全て暗唱できるくらい、頭に叩き込まれましたね。
ふとしたときに思い出しますし、私の社会人としての基礎を作ってくれたと感じています。

昔から子どもと接することは好きでした。
でも、教えるとなると途端に難しくなるんです。

私たちは「渡し方勝負」と呼んでいるのですが、生徒に伝えたいメッセージは、伝えるときの言い方や接し方でどう受け取ってもらえるのかが決まります。

例えば、急いで準備して欲しいとき、あなたは生徒にどう伝えますか?
「急いで!早く!」と言っても、素直に動いてはくれないと思います。

だからこそ「○秒で準備できたら、かっこいいね~!」と、わくわくしながら行動を起こしてもらえる伝え方を心がけています。
入社して7年経った今でも、どんな渡し方をすべきか、悩むこともありますよ。


入社してすぐは、幾度となく言葉選びや対応の仕方に苦しんで、この仕事は向いてないな、と思うこともありました。

でも、教室に入ると生徒たちが嬉しそうに「ぽんず先生~!今日も楽しみ~!」って駆け寄ってきてくれる。
こんなにもかわいい生徒たちを置いて、ここを去ることはできないなって…。

何よりも子どもたちの笑顔が、この仕事を今日まで続けられてきた理由でもあります。

オンライン授業も「先生は、あなたをちゃんと見ているよ」

花まる学習会の授業風景
コミュニケーションは、生徒との関係性の中で成り立つもの。

幼児の特性や、個人個人の性格、家での過ごし方など、たくさんの情報を汲みとりながら、経験則で対応することが求められます。

でも一番大切なのは、名前を呼んであげることでしょうか。
生徒と目線を合わせて会話することで、信頼関係の基礎をつくられていきますから。

だから、何気ない指示にも「〇〇くん、筆箱出そうか!」と名前とともに呼びかける。
これが生徒に心を開いてもらう、第一歩だと思いますね。

生徒と対面で接することで、信頼関係を築いてきた花まるにおいても、コロナ禍で授業が全てオンラインになってしまった時期がありました。

カメラ越しでは生徒の手元もよく見えないため進捗も分かりづらかったですし、50人もの生徒が受講するクラスでは、全員の表情を常に把握するのも難しかったですね。

対面だったら簡単にできていたことでも、オンラインでは教材ごとに工夫をこらして進めるほかありませんでした。

でも、「作ったものはできたらカメラに映してね~」と伝えるように工夫したり、スポットライトで生徒を指して発言してもらったりと、誰一人取りこぼさないような授業ができるようになりました。

だって、たとえオンラインになっても、大切なことは変わらないんです。
名前を呼んで言葉のキャッチボールをしたり、ひとりひとりに伝わるようにジェスチャーで表現したり。

「あなたのことを、先生はちゃんと見ているよ。」という意思表示は、オンラインでも対面でも変わらず続けていたことでしたから。

コロナ禍のピンチをチャンスに変え、新たな夢ができた

狩野先生の職場風景
しかし、オンライン授業の時間内だけでは、交流時間が足りないと感じている社員も多くいました。

今までは授業の前後で生徒と会話ができていたので、顔を見ながら様子を見ていましたが、オンラインではそうもいきません。

そこで、独自で導入したのが「花まるひろば」です。
一緒に体を動かしたり、言葉遊びやゲームをする時間を授業外で設けたところ、生徒からも教師からも大好評。

オンラインという場面でも、生徒と教師がつながれる場所が作れたことは、大きな自信になったと思います。
当初は不可能だと思われた花まるのオンライン授業をやり遂げ、ピンチをチャンスに変えてコロナ禍を乗り越えることができました。

また、オンライン授業が普及したことで、教室に通うことができなかった遠方の生徒も、花まるの授業への参加が可能に。
今後は、九州中の児童を対象に授業ができるかもしれないと思うと、ワクワクが止まらないんです。

だから、もっと花まるの啓蒙活動を進めて生徒数を増やしていきたい。
夢のなかった私が、今ではこんなに大きな目標に向かって走っていることに、自分でも驚きます。

仕事と家庭を両立しながら夢を追いかけ続ける

狩野先生インタビュー風景
英進館に入社したことで、生涯続けていたいと思える仕事にも出会うことができました。
年次を重ねても、現場に立つ教師として生徒と関わり続けていたいですね。

2年前には、同じく花まるで働く彼と結婚しました。
担当教室数を調整するなど、今後のキャリアプランを考えた対応もしていただいたおかげで、仕事と家庭の両立をすることもできています。

夫とは、家でも生徒の話ばかりしていますね(笑)。
将来私たちの間に子どもができたら、花まるで学んだ教育法を生かしたいね、なんて話しているけれど。
きっと、我が子となると、そうもいかないんだろうなぁ。
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