塾の商品価値は自分自身/理科教師 池田 翔太
2025/05/28
生徒の「日常」の一部になれる。
時代に合わせて、教育の可能性を広げられる場所。
PROFILE

池田 翔太
2023年4月新卒入社
北九州市立大学出身
理科教師
時代に合わせて柔軟な対応ができるのが英進館の魅力

きっかけは兄が英進館でアルバイトをしていたことです。待遇の良さ、学校帰りに働ける点などに魅力を感じ、私も大学1年の春から英進館でアルバイトを始めました。
就職活動を開始した当初は、あまりやる気が出ず、漠然とウエディングやホテルなどサービス業への就職を考えていました。しかし、「なんとなく選んだ企業」は、いざエントリーシートを書こうとしても自分の言葉が出てこず、思いを落とし込むことができませんでした。
そうこうしているうちに、新型コロナウイルスの影響でサービス業の採用が止まってしまったんですね。そんなとき、人事の阿部さんから「英進館への入社を考えてみませんか?」と声をかけてもらったのです。
当時、英進館はオンライン授業など、情勢に合わせた取り組みをいち早くスタートさせていました。同級生が内定取り消しや採用ストップになる状況を目の当たりにし、時代に合わせて柔軟な対応ができる英進館に、より一層魅力を感じました。学生時代から生徒に対して一生懸命向き合ってきた英進館なら、自分の気持ちをストレートにぶつけられると思い、入社を決意しました。
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アルバイトと社員との違いは「目線」

アルバイトとして働き始めた当初は、個別指導講師をしていました。
指導スキルが身についてきた頃、「集団授業もやってみないか」と当時の教室長に声をかけてもらったんです。個別指導と集団授業を掛け持ちしているアルバイトの方はあまり多くはないようですが、私は役割を与えられると期待に応えたくなる性分なので、「一度挑戦してみよう」と引き受けました。
個別指導講師は生徒との距離も近いため、「先輩と後輩」のような関係性で、授業が馴れ合いにならないよう意識しつつ、生徒が安心できる雰囲気を心がけていました。一方、集団授業はまさに「生徒と先生」。適度に緊張感を持たせることも心がけながら、メリハリのある授業を目指していました。
アルバイトと社員の大きな違いは「目線」です。
学生アルバイト時代は、日々の授業に全力で取り組むことばかりを考えていました。しかし正社員になると、生徒の成績状況を把握することはもちろん、ご家庭との信頼関係構築や一人ひとりに合った学習提案をすることも重要な役割です。生徒や保護者の方々に「どうすれば英進館ならではの価値が伝わるか」を考えながら、常に働いています。
せっかく英進館に通ってくださっているからには、模試や定期テスト等で“結果が出た”という実感を持ってもらいたいと思います。そのため、成績が伸び悩んでいる生徒には、より効果的な学習方法や取り組み方を(日々試行錯誤しながら)提案しています。
保護者の方とのコミュニケーションも大事

生徒だけでなく、保護者の方々とのコミュニケーションも大切にしています。成績が下がってしまったときはもちろん、よい結果が出たときも、必ず電話で状況をご報告しています。
保護者の方とのやり取りを通して、生徒の普段の様子をより深く知ることができるため、積極的に連絡を取るようになりました。さらに、生徒に対して「先生は君とつながっているよ」という安心感を与えることにもなると考えています。
自分の親と先生が真剣に話していると、電話の向こう側で生徒は「何を話しているんだろう」と思うはずです。同時に、先生が自分のことを親身になって考えてくれていると実感できるでしょう。
実は入社したばかりの頃は、「電話=厳しいお言葉をいただく」というイメージがあり、苦手意識を持っていました。保護者の方々も、塾の先生から電話がかかってくると「何か悪い知らせでは?」と身構えてしまうものです。
しかし、良いことをお伝えするためにお電話をするようになってからは、そうしたイメージは払拭されました。「池田先生だけにお話しするのですが…」とご相談をいただくなど、保護者様との距離もぐっと縮まったと感じています。
生徒の日常の一部に入れてもらえる喜び

英進館で教師をしていると、多くの生徒たちと関わる機会があります。その中でも特に印象的だったのは、ある男子中学生との出会いです。
現在所属している校舎は、私が入社した2023年の夏にオープンしました。開校前に別会場でクラス分けテストを実施した際、彼と少しだけ言葉を交わしたことがありました。その後、彼は英進館に通うことになったのですが、なんと(英進館を)卒業するまで、初めて話したときの内容を覚えてくれていたんです。
さらに、中学卒業の挨拶に来てくれた際には、学校の卒業アルバムにメッセージを書いてほしいと言ってくれました。卒業アルバムという思い出の集大成に、私を「先生」として仲間に入れてくれたことが、本当に嬉しかったですね。
生徒たちの日常に関わり、「足あと」を残すことができるのは、英進館で教師をしているからこその、かけがえのない喜びだと感じています。
オフの日は好きなものに囲まれている

コーヒーが好きなので、休みの日には午前中に豆を買いに行き、午後はその豆を挽いてコーヒーをゆっくり味わっています。ゲームをしたり、絵を描いたりするのも好きで、自宅でくつろぐ時間を大切にしています。
また、息抜きはショッピングです。ショッピングセンターに行くとテンションが上がります!
実は、スーツのコレクションが趣味で、私服よりもスーツにお金をかけています。
よく通うスーツ店では店員さんに顔を覚えられ、職場も把握されているほど?親しくなりました。友人へのプレゼントを選ぶ際も、必ずと言っていいほどそのお店のアイテムを選んでいます。
高水準の初任給や、手厚い賞与が、働くうえでの大きな安心につながっています。英進館は、自分の頑張りがしっかりと評価される職場であり、それが日々のモチベーションにつながっています。
ちなみに、趣味であるスーツは、生徒とのコミュニケーションツールにもなります。ある日、柄物のシャツとジャケットを着ていたら、小学生の生徒に「先生の今日の服、柄が多すぎ!」とダメ出しされたこともあります(笑)。
将来は自分の教室を持ち、新しい授業を作りたい

将来の目標は、教室長になり、自分の教室を持つことです。私が集団授業を始めるきっかけになったのも、当時の教室長の授業を見て「こんなに人を惹きつける授業ができるのか!」と感銘を受けたからでした。
自分が教室長になったら、英進館の強みや魅力はそのままに、新しいアイデアを豊富に取り入れた教室を展開していきたいですね。英進館の看板を背負い、自身の力を試せる日が来るのが今から楽しみです。
塾の商品価値は、自分自身の人間力

これから英進館への入社を考えている皆さんにお伝えしたいのは、「塾の商品価値は自分自身である」ということです。
塾は単にモノやサービスを提供する場ではなく、自分という存在をどう活かし、どう伝えるかが問われる場です。自身の授業力や人間力を磨くことで、テキストでは伝えきれない、もっと深い学びや成長、あるいはそのきっかけを生徒に届けることができます。
塾の教師は、お金をいただいて勉強を教えているにもかかわらず、生徒や保護者様から「ありがとう」と感謝してもらえる仕事です。本来ならこちらから「来てくださってありがとうございます」とお伝えすべきところ、成績が上がり、志望校に合格すれば、さらに深い感謝の言葉をいただくことができます。これほどやりがいのある仕事は他にないでしょう。
英進館には、皆さんの価値を高める環境が十分に整っています。ぜひ安心して、新しいことにどんどんチャレンジしていってください!