毎日が刺激的な職場/社内SE対談 岩下裕幸・田中天也

2024/12/22

社内サポートから新事業の企画まで多岐にわたる業務。
生徒や職員の役に立っていると実感できることがやりがい。
 

PROFILE

毎日が刺激的な職場/社内SE対談 岩下裕幸・田中天也

岩下 裕幸

2016年11月中途入社

九州大学出身
前職:ITコンサルタント、エネルギー関連メーカー
理科・プログラミング教師を経験後、教務本部の情報システム部門へ
社内SE 副長代理

毎日が刺激的な職場/社内SE対談 岩下裕幸・田中天也

田中 天也

2024年4月新卒入社

福岡工業大学大学院出身
教務本部 社内SE

英進館の情報システム部門で活躍中の岩下さんと田中さん

岩下さん:
私は新卒でベンチャー企業にてITコンサルタントを経験し、その後、メーカーで機械設計エンジニアとして勤務していました。英進館の卒館生ということもあり、自分を育ててくれた教育に恩返しがしたいという思いから、福岡への帰郷を機に、教育業界大手の英進館に転職しました。
入社後は理科教師やプログラミング教室のスタッフとして3年ほど教壇に立った後、情報システム部門に異動し、約5年が経ちます。

田中さん:
2024年に社内SEとして入社し、現在1年目です。
大学院の専攻は情報工学で、学部4年生の頃から人工知能の研究室で画像生成モデルを使用した分析の研究を行っていました。

実は、私も英進館の卒館生で、学部生・院生時代にはプログラミング教室の非常勤講師として5年間勤務していました。
その経験を通じて、卒業後は英進館への新卒入社を決意し、アルバイト時代からの上司である岩下先生と現在も一緒に働いています。

社内SEはITから教育現場の課題を解決する

英進館社内SE田中さんと岩下さんのインタビュー風景

岩下さん:
一般的な企業の社内SEと共通する業務は、社内のIT関連のサポートやメンテナンスです。
例えば、パソコンが壊れた時や社内のネットワークがつながらない時に教室や各部署に赴き、トラブルシューティングを行います。

企業の社内SEは総務部に所属するケースが多いですが、英進館の場合は教務本部に属しています。
教務本部は、授業で生徒や教師が使うテストや教材、カリキュラムの制作を担当する部署です。

例えば、生徒にとって身近な業務としては、成績データの分析や模擬試験の合格判定ラインの算出も、社内SEの重要な業務の一つです。
英進館には学習塾ならではの、教育に関わるIT業務が多数存在します。

田中さん:
私の業務は、社員や保護者様が日常的に使用する基幹システムやポータルサイトに関する割合が多いです。
トラブルシューティングに加え、社外ツールのメーカー企業との打ち合わせ(ベンダーコントロール)や、現場の要望から生まれたアプリケーションの作成など、幅広い業務に携わっています。

英進館は自社サーバーでアプリケーションを構築するというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には協力企業にアプリ開発を依頼したり、パッケージ製品をカスタマイズして運用したりしています。

自社開発したツールの例として、現場の困りごとに対応するため、教室の席替えを効率的に決定するアプリをリリースしたことがあります。
プログラムを組んで社内システムを自分で作る際は、学生時代に学んだプログラミングの知識が活かせました。

やりがいは職員や生徒の役に立っていると実感できること

英進館社内SE田中さんと岩下さんの仕事風景

岩下さん:
英進館の社内SEとして働く魅力は、多岐にわたる業務に携わることができる点です。
大企業では役割が明確に分担されているケースが多いですが、英進館はコンパクトかつフレキシブルな組織で働く感覚があり、私が経験したベンチャー企業のスピード感に類似している部分があります。

情報システム部門は、現在4名の少数精鋭チームで構成されています。そのため、縦割り分担という概念は存在せず、役職や経験年数に関係なく、効率を重視して仕事を進めています。

やりがいとしては、教育現場で子どもたちの姿を間近に見られることです。
教務本部は天神本館のすぐそばにあり、トラブルシューティングなどで教室に赴く場面もあります。

田中さん:
まさに岩下先生の言うとおりですね。私たちが関わったシステムやデータが、どのように現場で活用されているのかを直接目にすることができるのは、とても大きなメリットだと感じます。

自分が作った社内ツールや携わったプロジェクトが現場で役に立っていると実感できたときは、本当に嬉しいです。
実際に生徒や職員が活用している姿を見たり、「使いやすいよ」「こういう機能を追加してほしいな」などの声をいただけると、さらにモチベーションがアップします!

「EdTech(エドテック)」で教育の未来を切り拓く

英進館社内SE岩下さんの仕事風景

岩下さん:
英進館では、教育(Education)とテクノロジー(Technology)をかけ合わせた「EdTech(エドテック)」に力を入れています。
具体的には、協力企業のツール選定や、ITをどのように教育事業に活用していくかといった経営企画の検討を行っています。

英進館は業界をリードする企業として、日々たくさんの情報が集まる場所です。最新のAI技術を持つ企業やEdTechに強い企業、新聞に載っているような有名企業の方々が足を運んでくださって、その場でディスカッションが始まることも日常茶飯事です。日々刺激的で面白いですよ。

トライ&エラーを繰り返しながら新しいことに前向きにチャレンジできる環境が楽しいですね。
以前勤務していた金融系システムの会社では、当然ながら顧客情報の漏洩や、ごく些細なミスも許されないためか、保守的な色合いが強かったので、英進館との社風の違いを特に感じています。

今後もITを活用して様々な提案を行い、教育業界の未来を切り拓く一翼を担いたいです!
 

就活では「この企業ではどんな仕事ができるかな?」と意識

英進館社内SE田中さんのプロフィール画像

田中さん:
就職活動中の企業選びで意識していたことは「この会社で自分はどんな仕事ができるのか」「自分の興味に合致する仕事に携われるか」という視点であり、その部分において理解を深めるよう心がけていました。

システムに関わる職種であれば、IT企業に就職する他、社内SEになる選択肢もあります。
近年は、業界を問わず社内SEを募集する企業が増えており、情報分野を学んでいる学生にとって選択肢は更に広がっていると思います。

英進館を選んだ決め手は、卒館生としてこの場所が好きだったことと、アルバイトを通じて上司や先輩諸氏の人柄に触れ、安心感があったことです。入社後のギャップはほとんどありませんでしたが、仕事の幅が広がった分、より深いタスク管理能力が求められていると感じています。

新しい知識をキャッチアップし続ける好奇心が求められる

英進館社内SE田中さんと岩下さんのインタビュー風景

岩下さん:
英進館の社内SEは、多岐にわたる知識が求められます。

情報工学やネットワークの知識はもちろん役立ちますが、学校では学んでいない分野や最新技術に触れる機会も多いので、常に新しい知見を吸収し続ける好奇心が大切です。

また、英進館に限ったことではありませんが、社内SE全般に言える素養として「縁の下の力持ち」として現場をサポートするのが好きな方に向いています。

田中さんは実際に入社されてみていかがですか?

田中さん:
私は、我ながら英進館の社内SEに向いていると思います(笑)。
学んできた情報工学を活かして、大好きな教育業界で、情報と教育を絡めた仕事に携われるところがいいですね。

部署が少人数でアットホームなので、わからないところを気軽に質問しやすい雰囲気がありますね。
先輩方との距離が近く、お互いにオープンかつざっくばらんにコミュニケーションをとれる環境です。

英進館の社内SEにはさまざまな仕事がありますが、どの仕事でもコミュニケーションの大切さを実感します。
教師や受付、教材作成担当など、さまざまな職種の社員と関わる中で、「相手が何を求めているのか」を丁寧にヒアリングする傾聴力が必須となります。
現場の声を聞くことによって、新しいアイデアが生まれたり、課題を解決するヒントが見つかったりするので、私自身も積極的にコミュニケーションを取るように心がけています。

岩下さん:
英進館の特長として、「大規模な会社でありながら経営層との距離が非常に近い」という点が挙げられます。
我々2人の直属の上司である常務取締役とは、日頃から頻繁にコミュニケーションをとっています。
経営層の視点や意思決定を身近に感じることは大変勉強になりますし、本部で働く大きなメリットだと思います。

英進館は一人ひとりの適材適所で力を発揮できる会社

英進館社内SE岩下さんのプロフィール画像

岩下さん:
入社にあたって、資格の取得は必須ではありません。ただし、社内SEとして働くなら、基本情報技術者試験レベルの知識があると業務をスムーズに進められると思います。

社内SEのキャリアステップは、英進館の一般的な役職コースに準じます。
ご本人の希望や適性によっては、情報システム部門の部門長としてキャリアを積む道もありますし、新規事業を扱う部署でITの知識を活かしながら活躍することも可能です。

社内SEの新卒採用は2024年入社の田中さんが第一号なので、これから形を作っていく段階です。

社内SEという職種は業務が多岐にわたっているため、「デリケート」と「パワフル」の双方を使いこなすバランス感覚が求められます。
それぞれの得手不得手に応じて、適材適所で活躍できる環境が英進館には必ずあります。

教育現場の課題を解決するためにご自身の力を活かしたい方、ITの視点から教育の未来に携わりたい方は、ぜひ一緒に働きましょう!

▼次の記事では、教師時代の岩下さんや英進館入社前の田中さんを取材したインタビューを紹介しています。あわせてご覧ください!

   
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