切磋琢磨しながら成長できる場所/教材作成 吉仲 裕二

2024/10/10

お互いに高め合うプロフェッショナルが集う職場。
未知のことにも前向きに楽しめる方と一緒に働きたい。
 

PROFILE

切磋琢磨しながら成長できる場所/教材作成 吉仲 裕二

吉仲 裕二

2004年新卒入社

千葉大学理学部出身
教務本部にて教材作成を担当
算数・数学科の教師を経験 主任職

頑張った成果が目に見えるのが英進館の魅力

教材作成中の吉仲先生
小さい頃から算数や数学が好きで、将来は学校の先生になって子どもたちに教えたいと考えていました。
大学は故郷の山口を離れ、千葉大学に進学。数学科の教員免許をとり、地元に戻って就職するつもりでした。

ところが、大学で教職課程の授業を受ける中で、学校の先生の様々な業務を知り、自分がやりがいを持って働くには、「数学」に集中できる学習塾がベストだと考えるようになりました。

英進館のことを知ったきっかけは、偶然の出会いでした。
就活を始めた頃に東京で説明会を開催しているのを知り、「福岡の学習塾なら、地元の山口からも近いし話を聞いてみようかな」と軽い気持ちで参加しました。
当時は説明会会場で筆記試験と面接試験があり、なんとその場で内定をいただいたんです!

生徒に伴走してしっかり合格実績を出すところに魅力を感じました。
「自分が頑張った成果が数字として表れるのはやりがいがありそうだな」とワクワクしましたね。

教材作成は正解がないからこそ試行錯誤が大事

教材作成中の吉仲先生
英進館に入社してから約15年間は、算数・数学科の教師として教壇に立っていました。
2019年頃に教務課に異動し、現在は小中学生向けの算数・数学科の教材作成に携わっています。

教材作りでは、自分が教師として生徒に教える中で「こんなテキストがあったらいいな」と感じていたアイデアを取り入れています。

まずは、志望校のレベルに合わせたテキスト作成を行いました。
難関校を受験する生徒にはハイレベルの問題が必要ですし、地元中学を受験する生徒にはその傾向や難易度に沿った問題が必要です。
「地元の私立中学に合格するには、どのレベルまで必要か」のかね合いを見ながら、勉強のしやすさやマスターすべき内容に配慮したテキストを作っていきました。

さらに、自分のアイデアだけでなく、現場からの要望も吸い上げて反映しています。
例えば、「小学生は、テキストとノートを一冊にまとめたら効率よく学習できるのでは」という声を小3~小5のテキストに採用しました。見直しやすく、教材をなくす心配もなくなります。
自分の発想になかったアイデアが、他の先生からもらえるのはありがたいですね。

ただ、すべての意見を吸い上げるのは非常に難しいことです。
100%応えるのは難しいと葛藤しながらも、100%を目指すのが自分の仕事だと考えています。正解がないからこそ、試行錯誤し続けるのです。

英進館でなければできないことがある!

入社して20年。大変なこともありましたが、英進館でしかできない経験をたくさん積むことができました。

英進館ほど、優秀な生徒が数多く集まる環境はなかなかありません。
さらに、集団授業でこれだけ大人数の生徒を教える学習塾もそうそうないと思います。
英進館の教師としてたくさんの生徒をまとめあげ、授業を盛り上げる経験は、自分を大きく成長させてくれました。

教師として教壇に立つならば、生徒に「この人の言うことを聞かなきゃ」と思わせるような威厳が求められます。
生徒から信頼が得られないと教室が落ち着かないですし、一方で厳しすぎると授業に来てもらえなくなってしまいます。
ちょうどよい塩梅は、授業の経験を積み重ねる中で身についたものですね。

教室長の授業や、ミーティングで個性の強い先生たちをまとめあげていく姿にも強く影響を受けましたね。
特に、天神本館や小倉本館などの大きな校舎のリーダーはとてもパワフルです。
授業見学させていただき、自分の授業に取り入れながらレベルアップに励みました。

コロナ禍の気付きが自分を奮い立たせるきっかけに

英進館吉仲先生の仕事風景
英進館で働く中で最も大変だったのは、コロナ禍でのオンライン授業対応でした。

集団授業ができない時期は、生徒のご家庭にプリントを郵送し、授業動画を作成・配信していました。
コロナ禍で、授業の在り方、教材の在り方が一変しましたね。

自分は、毎週50本以上の授業動画の編集と取りまとめを担当していました。
動画編集ソフトを使うのは初めてでしたし、カリキュラムに合わせてプリントの内容をすべて変えたり、日々新たなPCスキルが必要になったりすることもありました。

特に動画編集の仕事は、なかなか評価されにくいのがしんどかったですね(笑)。
それでも、さまざまな経験のおかげで新たなスキルが身についたので、今振り返ればよかったなと思っています。

変化に対応することや、新しい知識を学ぶことは、年齢を重ねるほど大変になります。
コロナ禍を乗り越えた経験は、「自分が今持っているスキルは完璧ではないんだな」「常に学ぼうとする姿勢はいくつになっても忘れてはいけないな」と自分自身を奮い立たせるきっかけになりました。

先生だからといって、知識を偉そうに教える人にはなりたくない。日頃から「調子に乗ってはいけない」と自戒しています。
それでも、どこかで傲慢な気持ちになることもあります。周囲に自分の考えを押し付けたり高圧的な態度になったりせず、謙虚な気持ちを忘れないように心がけています。

自分の仕事は生徒の心に今も残っている

教師を長く続けていると、面白い出来事もたくさんあります。

先日は、30代くらいの知らない男性に突然「吉仲先生ですよね?○○です」と声をかけられました。
いくつかのキーワードを聞くうちに、入社3~4年目の頃に教えていた20年前の生徒だとわかり、当時の記憶が鮮明に蘇ってきたんです。
自分が「東京大学に行った○○くんやろ?」と思い出すと、とても驚いて感動していました。

教え子が声をかけてくれたことも、自立した彼の元気な姿が見れたことも嬉しかったです。
お互いに「20年前のことをよく覚えているな~!」と話すのが楽しかったですね(笑)。

彼は「先生は僕のことを覚えていないかもしれないな」と思っていたようですが、自分との授業やコミュニケーションからプラスの影響を受けてくれているからこそ話しかけてくれたのだと思います。
「自分が今までやってきた仕事は、生徒の心にしっかり残っているんだな」と感慨深い出来事でした。

お互いを高め合いリスペクトできる仲間がいる

仕事に対して決して「できない」と言いたくないんです。
性格として、負けず嫌いで見栄っ張りなところがあるので(笑)。

例えば、「こういう教材を作ってください」と依頼されたら、求められたレベルの1.5倍くらいで返して「吉仲先生はこのレベルまでやってくれるんですね!」と驚かせたいんです。
「これをプラスしたらよくなるな」というアイデアは、どうしても取り入れたいです。

算数・数学科の教材作成は、計7~8名で協力しながら行っています。
お互いをリスペクトしながら仕事ができる人間関係に恵まれていますね。

お互いに切磋琢磨しながら、少しずつ期待を上回り続けるような仕事が好きです。
自分も相手から学べて、相手も自分の努力や工夫に気付いてくれるので、「この人に負けないくらい、自分も頑張ろう!」とどんどんモチベーションが湧いてきます。 

国語科の教材担当の三谷先生は、実は同期入社です。
本をこよなく愛していて、教材作成に一切の妥協がない姿勢を尊敬しています。

▼吉仲さんと同期入社で、同じく教材作成に携わる三谷壮一郎さんのインタビューもぜひご覧ください!
 

CHECK!|教材作成・国語教師 三谷 壮一郎さんのインタビューはこちら!


 


教師は授業の持ち時間が短く区切られていますが、教材作成は時間の制限が割とゆるやかです。
個人のスキルや努力の仕方によって、場合によっては何時間でもかけられてしまいます。
チャレンジしたい教材が常にあるので、歯止めがきかず、さじ加減を調整するのが難しいところです。

最近の英進館のテキストですが、プログラミングを利用して作っています。
プログラミングは初めてでしたが、学べば学ぶほど無駄を削ぎ落して効率よく仕事を進められます。
「どうしたら時短になるかな?」「少しでも無駄を省いて、やりたいことに時間を使いたい」という想いがモチベーションに繋がります。

工夫のしどころが多く学びに終わりがないので、やればやるほど楽しくて面白いです。
「これができたら楽しくなる、やりがいがある」と思いながら取り組めるのは、学びの原点に似ているかもしれません。

未知の仕事も前向きに楽しめる方と一緒に働きたい

教材作成には、「いろいろなことを学びたい」「ものづくりが好き」という方にぜひ来ていただきたいです
プログラミングが好きな方やオタク気質な方も大歓迎です!!

現時点での知識は問わず、新しいスキルを吸収し、新しい自分を見つけることを楽しみ、成長を求める方と一緒に働きたいですね。
知らないことに対して尻込みせず、「調べてみよう!やってみよう!」と前向きに行動する姿勢があれば、どんな職種に就いても楽しく働けるはずです。

自分自身の目標は、生きている間ずっと成長し続けることです。
そのために、新しいことを常に吸収できる体制を整えていきたいと考えています。

今の若い世代が当たり前に持っている能力でも、年齢を重ねた世代は持っていないものが多いです。
自分の子どもたちを見ても、ゲームやタブレットの使い方は彼らのほうが上手です。
デジタルネイティブの彼らが社会に出た時に笑われないように、常に努力し続けたいですね。

休日は家族とプラレール寿司で大盛り上がり!

吉仲家のプラレール寿司
最近の趣味は、我が子がやりたいことに全力で乗っかることです。

小3と小6の息子たちが、釣りや麻雀、ミニ四駆の改造などを「一緒にやろう!」と誘ってくれるんです。
自分一人ではやらないことも、子どもがやるならやろうかなとやる気が湧きます。

我が家では、「プラレール回転寿司」をよくやるんですよ(笑)。
電車の上にお皿を乗せて、自分たちで釣った魚で握ったお寿司を乗せて走らせます。
わざと速くして脱線するのも盛り上がります。

子どもたちも年齢が大きくなるにつれて主体的に取り組むようになり、今はやってあげるというより「一緒に楽しむ」スタンスに変わってきました。
彼らには、やると決めたら徹底的に究めてほしいですし、自分も全力でサポートしたいですね!
 
 
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