恩師への憧れから教師に/国語教師(内定者) 髙田 駿

2024/08/21

英進館の「頑張っても笑われない環境」が好き。
生徒たちの成長と明るい未来のために全力を尽くしたい。
 

PROFILE

恩師への憧れから教師に/国語教師(内定者) 髙田 駿

髙田 駿

2025年度内定者

九州大学
国語科教師

教師として目の前の子どもたちの支えになりたい

英進館髙田先生の授業風景

英進館には、生徒かつアルバイト職員として10年以上携わっています。

生徒としては小6から通い始め、おかげさまで高校も大学も第一志望に合格できました。
大学入学後から現在まで、集団授業の教師のアルバイトを続けています。

アルバイトを始めたきっかけは、教室に合格報告しに行った際に、その場で先生に声をかけていただいて小中学部の集団授業の教師に興味を持ったことです。
生徒として英進館で集団授業を受けていたので、「先生みたいにわかりやすい授業ができたらかっこいいな」という強い憧れもあり、その日のうちに応募しましたね。

英進館を大学卒業後の就職先として選んだ理由は、実際に働いてみてとても楽しかったからです。
職員の皆さんの人柄の良さが魅力的で、ぜひ一緒に働かせていただきたいと思いました。

もちろん仕事には大変な側面もあり、時には厳しい場面もありますが、「生徒たちのために頑張るぞ!」と前向きな気持ちになれる場所です。
進路として公務員も考えましたが、僕は「目の前の子どもたちの支えになりたい」という気持ちが強かったので、英進館への就職を決めました。

英進館の採用面接では本音を打ち明けられた

僕が就活で選考を受けた会社は、英進館一社のみでした。他社に行く気はなかったです。
英進館の面接では、社員の皆さんが僕の話を和やかに聞いてくださるのが印象的でしたね。

僕の中では「入社試験」と聞くと固いイメージがあったので、面接前は志望動機や伝えたいことをしっかり考えたうえで臨みました。

ところが、実際の面接では、僕が話した内容に「そうだよね」「こういう考え方もあるんじゃない?」と日常会話をしているようにラフな感覚で聞いてくださり、とても話しやすかったです。
僕自身も、「ここまで言うつもりはなかった」という本音まで口に出たり、自然と笑顔になれたりしました。

それでも、さすがに最終選考の社長面接は緊張しましたね。
生徒やアルバイトとして英進館に携わっていても筒井社長にお会いする機会はほとんどないので、実際に目の前にいらっしゃると「本物だ!」と感慨深かったです(笑)。

 

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「大事な場面ではしっかりやるんだよ」と指導することも大切

英進館髙田先生の食事会風景

集団授業の教師として大変だったことは、生徒にどのように注意をするか悩んだことです。

授業で小中学生の生徒を盛り上げることに関しては、年齢が近い分、心を開いてもらいやすく、比較的スムーズでした。
しかし、ただ楽しいだけでは授業が思うように進行しないこともあります。
さらに、子どもたちの「髙田先生なら優しいから許してくれるだろう」という甘えに気付けませんでした。

最初は「生徒が喜んでくれているから大丈夫だろう」とさほど気に留めていなかったのですが、1~2ヶ月経った頃に、それでは成績が上がらないという厳しさを痛感しました。
「大事な場面ではしっかりやるんだよ」という声かけも必要なのだと気付いてからが苦戦しましたね。

生徒への接し方は、お世話になっていた傳(つたえ)先生に勉強させていただきました。
傳先生は、僕が「ここで叱ったら気まずい雰囲気になるかな…」と躊躇する状況でも、生徒をバシッと叱りつつ、しっかりアフターフォローをされる先生です。

叱った後の切り替えが早く、教室にもすぐに子どもたちの笑い声が響きます。
注意された生徒もネガティブな気持ちを引きずらず、帰り際には「傳先生、さよなら!」と笑顔で帰っていくんですよね。
生徒と信頼関係を築き、気持ちよく帰してあげる姿勢を本当に尊敬しています。

生徒が踏ん張って成長する姿を目の当たりにした瞬間

教師として指導をしていて印象に残った生徒は、悔しさをバネにして奮起した子です。
当時大学2年生だった僕は、初めて受験学年である中3全クラスの国語を担当していました。

彼女は、はじめは一番上のクラスにいたのですが、積極的に学習する前に感覚で問題を解けているタイプの生徒だったので、教師としては不安がありました。
彼女は、夏期講習から二番目のクラスに下がってしまいました。「僕の指導不足で生徒を支えきれていなかったのだな」と落ち込みましたね。

ところが彼女は、クラスが変わってから以前より前のめりに授業を受けてくれるようになったんです。
授業をうなずきながら聞いてくれたり、自分から「練習問題のプリントを追加してください」と言ってきてくれたりして、積極的に取り組んでいました。

「このままでは志望校に行けないかもしれない」「ちゃんとやらなきゃ!」という悔しさが、心に火をつけたのではないかと思います。
次の模擬試験では一番上のクラスに復帰し、そのまま成績をキープしながら無事に志望校に合格してくれました。
彼女のエピソードには、「素直な子が学力が伸びていくんだな」と気付かされました。

高等部が併設されている校舎で、彼女が卒業した後も顔を合わせる機会がありました。
友達と一緒に中等部の職員室に顔を出してくれて、「前に髙田先生がしてくれたあの話、高校の先生も授業で言っていました!」と報告してくれた瞬間に「僕はもう、教師の仕事から離れられないな」と思うくらい、大きな幸せを感じましたね。

自分が指導した生徒が、目指していた志望校で楽しく高校生活を過ごしていて、自ら近況報告に来てくれたことがとても嬉しかったです。

彼女の成功体験は、現在もクラスが下がってしまって落ち込んでいる生徒たちに語り継いでいます。
僕自身も教師として「今から頑張れば大丈夫だよ」と胸を張って伝えられているので、彼女にはとても感謝しています。

自分が解答に納得できれば、生徒たちにも安心して教えられる

英進館髙田先生の授業風景

子どもたちに国語を教えたいと思ったきっかけは、僕自身が生徒時代に国語の採点方法に納得していなかったからです。
数学は明確な答えが誰にとってもはっきりしていますが、国語は必ずしもそうとは言えません。
当時は「模範解答の言葉が試験中に思い浮かぶかどうかは、学力ではなくて運なのでは?」と考えていました。

それでも問題があって解答があるということは、必ずその解答にたどり着くまでのルートがあると思ったんです。
「答えを導く道筋を解明しわかりやすく説明できたら、生徒にも納得してもらえる国語の先生になれるのではないか」と考えました。
そして、教室の参考書や市販の参考書などの文章問題を手当たり次第に解いて、自分の中に解答の理由と根拠を溜めこみました。

現在も、授業準備の予習には多くの時間とエネルギーをかけています。
僕自身が自分で理解できていないことは、生徒にも自信を持って教えられません。

例えば、予習の段階で「なぜこの答えになるのだろう?」「この言葉は試験中に浮かばないな」と感じたら、正直に生徒に伝えるようにしています。
生徒に「この問題はレベルが高いよ」「このポイントは押さえられるように頑張ろうね」と言えるライン引きは、見誤るとただ甘やかすだけになってしまうので責任重大です。

おかげさまで、今では生徒たちに「先生の説明で解き方が理解できました」と言ってもらえることが増えました。
自分自身で問題を解いて、国語の解答が作られていく過程をなぞっていけたのが大きかったです。

一番悲しいことは、生徒が「こんな問題わかるわけない。だから国語は嫌いなんだよ」と苦手意識を持ってしまうことです。
生徒のモチベーションを上げるために、授業では「ここまでできたら大丈夫!」「次はこのレベルまで頑張ってみよう!」と前向きになれる声かけを心がけています。

今後の目標は、数字で結果を残して自信につなげること

今後の目標で、最も気合いを入れているポイントは、数字で結果を残すことです。
数字とは、生徒の成績でもありますし、継続率でもありますし、売上でもあります。生徒たちの成績を上げたいですし、保護者様にも通わせてよかったと思っていただきたいですし、会社に貢献したいです。
自分に自信を持ちたいからこそ、数字にこだわりたいと思っています。

今後は、数字で結果を残したうえで、自分に自信をつけたいです。
日々成果を積み上げながら、より早くステップアップできたらいいなと燃えています!

英進館の好きなところは「頑張っても笑われない環境」

北原先生とのツーショット

僕が英進館で一番好きなところは、「頑張っても笑われない環境」です。

例えば、上司や先輩に「生徒のためにこういうプリントを作りたいんです」と相談した時は、「アルバイトなのだからそこまでしなくていいよ」と制止するのではなく、「いいね!」「こうしてみたら?」とポジティブな言葉がたくさん返ってきます。

一般的に、現代は「そこまで頑張らなくてもいいじゃん」という風潮がある気がします。「張り切っちゃってるの?」「なんでそんなに必死になれるの?」と揶揄する空気があるような…。
英進館ではそういった雰囲気は一切なく、頑張れば頑張るほどいろいろな授業を任せてもらえたり、新しい仕事にチャレンジさせてもらえたりする社風の会社です。

もうひとつは、先輩社員の強さですね。
アルバイト職員として4つの教室を経験し、さまざまなタイプの先生に出会いました。
各教室に「この先生のこういうところを尊敬するな」「こういうポイントを取り入れたいな」と憧れる先生がたくさんいます。

また、かつての恩師と一緒に働けるチャンスがあるのも楽しいですね。
例えば、中学時代にお世話になった北原先生が、職員室では教師同士のコミュニケーションを意識されている姿を見て、改めて素敵な方だなと感じました。
僕もいつか、教え子と一緒に働ける日が来ると嬉しいです。

英進館は、「子どもたちに熱を注ぎたい」「子どもたちのために頑張り続けたい」という方にぴったりの会社です。
英進館で皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!

 
▼同じく英進館の卒館生・アルバイト経験者で、2024年に新卒入社された長尾光一郎さんのインタビューもぜひご覧ください!
 

CHECK!|算数・数学科 教師・長尾 光一郎さんのインタビューはこちら!

 
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