本音で話せるメンター/英語教師 中川 慶太郎
2024/06/04
思い通りにいかないことは誰にでもあるもの。
「心配しなくていいよ」「大丈夫だよ」と安心できるフォローを心がける。
PROFILE
中川 慶太郎
2011年12月中途入社
慶應義塾大学出身
英語教師 主任職
新入社員のメンターとして後輩指導にあたる
英進館に入社して13年になります。
大学卒業後は資格浪人をしていたのですが、当時から英進館に興味があり、縁あって英語教師として就職しました。
入社後は、複数の校舎を経て、現在は難関私立部門の英語指導の責任者もしています。
生徒に教える教師の仕事と、教材や模試を作成する教務の両方を担当しています。
現在までに数多くの新入社員のメンターを経験してきました。
英進館では、直属のメンターは同じ科目や業務の職員、年齢が近い職員が担当します。
業務面はもちろん、メンタル面を含めてサポートしています。
新入社員には「甘えるのではなく頼ってほしい」
コミュニケーションでは本音で話すことが大切だと思っています。
そのために、新入社員ともフランクに話せる雰囲気作りを心がけています。
本音を言いやすいように、相手の言葉を常に肯定していますね。
ミスをした時は、「今気がついてよかったよ」「それは良い間違いだね」とポジティブに捉えながらモチベーションを上げています。
新入社員はみんな、それぞれプレッシャーを感じながら仕事をしています。
「認められたい」「完璧でありたい」と負けず嫌いなタイプの方も少なくありません。
それでも、思い通りにいかないことは誰にでもあるもの。
新入社員が自分からなかなか相談しにくい部分があると思うんですよね。
だからこそ、表情を読みながら「大丈夫?」と自分から声をかけるようにしています。
「教師あるあるだよ」「よくわかるよ」と共感して、間違えるのは自分だけじゃないんだと安心させてあげることを大切にしていますね。
生徒にもよく話すのですが、新入社員にも「甘えるのではなく頼ってほしい」と思っています。
「自分で考えてほしい」というのは決して突き放しているのではなく、「自分はこう思っていると伝えてほしい」ということです。
決して否定はしませんので、新入社員にはどんどん自分の意見や気持ちを伝えてもらいたいです!
勉強も実践しながら間違えることが大事
新人教師のよくある悩みは、「生徒の成績がなかなか伸びない」というものです。
アンケートの評判は良いし、生徒からも好かれているけれど、なぜか生徒の成績が上がらない。
実際に僕自身も苦労した部分なので、共感できる部分がたくさんあります。
授業自体は模擬練習でたくさん練習するので、一定のレベルには達しやすいものです。
入社したばかりの頃は「ちゃんと授業をしているのに、なぜ得点できないのだろう?」「理解してくれない相手が悪いのではないか?」と思ってしまうことも。
原因と解決法は一人ひとり異なりますが、授業以外の部分では生徒への寄り添い方を伝えるようにしています。
実際に子どもたちの成績を伸ばすためには、授業だけでなくコーチングが必要です。
「面白かった」「なるほどね」だけで終わってしまうと、いざテストの時にできないことも。
スポーツやピアノのように、何度も実践しながら間違えることが大切です。
勉強なら生徒に問題を解いてもらい、失敗しても否定しないことと前向きな声かけを続けると、次第に生徒の理解度も上がってきます。
教師としては、「生徒の成績とアンケートは嘘をつかない」と考えています。
成績が上がって生徒に慕われる先生なら良い先生です。けれど、そこにたどり着くには、一人ひとり異なるルートを歩みます。
僕自身も自分なりの授業スタイルはありますが、現在も生徒に合わせて工夫・改善を繰り返しています。
同期の結びつきが強いのも英進館の強み
今までメンターを担当した新入社員の皆さんは、それぞれとても印象に残っています。
例えば、新入社員の時にメンターとしてサポートした工藤先生は、数年経って再び同じ校舎で一緒に働いています。工藤先生は、「同じ職場で働いていて、心地よく仕事ができるな」というタイプの方です。
同じ職場に配属された同期2名と協力しながらアクティブに動いてくれて、3名ともお互いに影響を受け合って伸びていきました。
教師の授業以外の部分でも、先輩の動きを見て学んだり先を見て動いてくれたりして、とても素晴らしいですね。
僕は中途入社だったので、同期の仲が良いのがうらやましいなと思いながら見ています。
研修では担当科目や職種の垣根を越えて同期の結束が強まり、その後も仲間意識を大切にしているのも英進館の良さですね。
英進館では、毎年頑張った人にスポットが当たる新人賞があります。
コミュニケーションのポイントは「伝え方が8割」
生徒・保護者様・職員とのコミュニケーションでは「伝え方が8割」だと考えています。
伝えたい内容は一緒でも、言葉の選び方やどのような表現方法でアプローチをするかは相手によって変わってきます。
特に、トラブルに関わる場面ではとても気を配っていますね。
正論ではなく、相手に心から納得してもらうためにどう伝えるかです。
新卒1年目は間違えることが仕事というくらい、間違えることは新人の特権です。
「どうしたら同じ失敗を繰り返さなくなるかな」ということを大切にしながら、同時に「これを言われたらイヤだろうな」と思うことは避けています。
また、個人的にお笑い芸人さんを観るのが好きなので、ポジティブな捉え方や表現を授業に取り入れたり生徒や職員とのコミュニケーションに活かしたりしていますね。
トラブルがあった時に「ダメだな」と思うか「面白いな」と思うかで大きく変わりますし、ちょっとした小話も笑ってくれると嬉しいです。
今年はメンターを担当していないのですが、同じ教場で働く新入社員のサポートする場面があります。
直接のメンターでなくても、新入社員の考えを肯定することや積極的に声をかけることは続けていきたいですね。
新入社員の頃に悩んだ経験を繰り返さないために
僕自身は入社当初、身近に相談できる人がおらず、とても悩んでいました。
メンターの仕事をするうえでも、後輩たちを不安な気持ちにさせたくない想いがありましたね。
新入社員と話す時は、自分がたくさん悩んだ分、僕も悩みや失敗談をさらけ出します。
「ここは大丈夫?」「自分はこういうことで困ったけどどう?」とフォローしたり、「僕も最初からできたわけじゃないよ」「こんなミスをしたことがあるよ」と失敗談を話し、できない部分をあえて見せています。
入社当初はどうしても、みんなができて自分だけができないように思えて、余計に悩むと思うので、「心配しなくていいよ」「大丈夫だよ」と伝えたいですね。
僕がメンターを担当した新入社員は順調に成長して活躍しています。
意識しているのは、自分自身の苦労を踏まえて「こんな先輩がいてくれたらいいな」と思いながら接することです。
今までの校舎で慕っていた先輩を目指しているところもありますね。
ユニークな先輩が好きだったので、自分も面白い先輩になりたいと思っています!
英進館は頑張ったことをしっかり評価してくれる会社
英進館のよいところは、社歴に関係なく成果を評価してもらえるところです。
先輩がたくさんいる中でも自分に仕事をいただけるのは、ほかの会社ではなかなかないことだと思います。
責任が伴うのはどの会社でも同じこと。頑張った分はちゃんと評価されます。
「自分が成長したい」「自分の力を評価してほしい」と思っている方に向いていますね。
英進館の職員には、建前だけでなく本音でしっかり話してくれる人が多いです。
考え方や価値観は人それぞれ異なりますが、根が悪い人は一人もいないですね。
物事を合理的かつ柔軟に考えられる方々ばかりで尊敬しています。
学校の部活の変化と同じように、教育業界も時代に合わせて考え方が変化しています。
英進館は歴史の長い会社なので、旧体制な部分があるのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、日々アップデートしているので安心していただいて大丈夫です。
「教えることが好き」「チャレンジしてみたい」という気持ちがある方には最適な会社です。
みなさんと一緒に働けたら嬉しいです!
▼中川さんとメンティーの大塚さんが出演したインスタライブはこちら!
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