親子の架け橋になる/教室長・英語教師 天羽拓馬
2024/05/08
必要だと感じたら、生徒にも保護者様にも自分の気持ちを伝える。
一生懸命頑張る子どもたちに手を差し伸べたい。
PROFILE
天羽 拓馬
2015年4月中途入社
福岡大学出身
英語科教師 教室長
新たなチャレンジを求めて英進館に転職
以前は他の学習塾で教師として働いており、責任者を務めていました。
塾教師としてのキャリアを積むうちに「さらに規模が大きい、生徒の人数が多い場所で自分の力を試してみたい」という想いが芽生え、英進館への転職を決意しました。
現在は、原校の小・中学部で教室長のポジションに就いています。
生徒と先生をつなぐコミュニケーション
私の場合は、小規模の学習塾から大規模な英進館に移りました。
転職したばかりの頃は、生徒数が多くなる分、一人ひとりの生徒の行動や気持ちを把握することの大変さを感じましたね。
英進館には、さまざまな学区から意欲の高い子どもが集まってきます。
それぞれの生徒の得意・不得意を知って、声かけの方法を変えていく必要があります。
責任者として、子どもたちと職員をつなぐコミュニケーションを大切にしています。
先生によって、生徒への教え方・考え方には個性があります。
生徒に同じ内容を指導するにしても、先生ごとにアプローチの仕方はそれぞれです。
もちろん、生徒と同じように先生にも得意・不得意や合う・合わないがあります。
校舎では、生徒たちが先生に心を開いて納得してくれるように、私からもフォローを心がけていました。
原校では、職員同士で生徒たちについて情報共有をしたり、生徒と先生の相性を観察しながら「この生徒には、この先生から話してもらった方がよいだろう」と協力し合ったりしています。
時には生徒に厳しい言葉をかける場面も
1年を通して、最もやりがいを実感する場面は合格発表です。
日々の声かけが生徒のモチベーションアップや志望校合格につながった時や、生徒が大喜びで「受かったよ!」と報告に来てくれた時はとても嬉しいです。
惜しくも不合格になってしまった生徒に、「ありがとうございました」と泣きながら感謝される時もあります。
教師としては全員合格させてあげたいし、悔しい気持ちでいっぱいですが、翌年度の自分自身のモチベーションにつなげています。
以前受け持った、ある生徒が印象に残っています。
出会いは、入館のタイミングでの三者面談でした。保護者様は「我が子を英進館に通わせたい」と強く希望されていましたが、肝心の本人は勉強にあまり身が入っていない様子でした。
そこで、私から本人に伝えました。
「勉強は保護者様が頑張るものではないよ。君がやらないといけないんだ。君にやる気がないんだったら、英進館に入らない選択肢もあると思うよ」と。
その後、本人は考えた末に入館してくれました。
その生徒とは、校舎でコミュニケーションを続けるうちに信頼関係が深まり、悩みを打ち明けてもらえるようになりました。生徒からの相談だけでなく、保護者様からの相談も含めてです。
受験が近付くと、その生徒は公立のトップ校を志望校にし、「どうしてもここに行きたい」と言いました。
当初の成績ではかなり厳しい状態でしたが、本人の頑張りで学力はめきめきと伸びていきました。
生徒本人は「頑張るぞ!」と燃えている一方で、保護者様には「トップ校に不合格になって私立校に行くより、安全圏レベルの公立校を受けてほしい」という考えがありました。
それぞれに考えや想いがありながらも、親子で本音を伝えられていない状態だったんです。
三者面談では親子の想いを一本につなげたい
私は、生徒本人の意思を尊重したうえで、親子の架け橋になることを心がけています。
生徒が志望校で悩んでいる時は、本人の前で保護者様に電話をかけて「お子さんがこの学校を受けたいと言っていて、私も受けさせてあげたいです」と直談判することもありました。
その生徒の保護者様は、「我が子がトップ校に受かるはずがない」とおっしゃっていました。
そこで、今度は保護者様に私自身の気持ちを伝えました。
「私は、お子さんが努力する姿をずっと見てきました。本人からも、志望校を変えたくない気持ちが十分伝わってきます。学力も、私立校で学費の全額免除がとれるほどまでに上がりました。お子さんを信じて、応援してあげることはできませんか?」と。
その時、生徒本人は横で電話を聞きながら大号泣していました。
そして、後から「先生から伝えてくれてありがとうございました」と言ってくれました。
三者面談では、親子の考えを一本につなげるイメージで話しています。
生徒と一緒に、「どうかチャレンジさせてください!」と一緒に頭を下げました。
当日の試験では、得点はとても良く、ほかのトップ校を受けている子と同じレベルでしたが、内申点が合格ラインに達しておらず、惜しくも志望校合格の夢を叶えることはできませんでした。
その後、生徒と保護者様があいさつに来て「先生に会えてよかったです」と泣きながら感謝の言葉を伝えてくださった時は本当に嬉しかったです。
この生徒は出会いにこそインパクトがありましたが、その後のプラスのギャップもあり、印象に残っています。
生徒や保護者様へのアプローチの仕方は、職員によって異なります。
私のように、相手が入館を検討している段階で厳しい言葉をかける先生はあまりいないでしょう。
それでも、相手の反応を見ながら、必要だと感じた時は自分自身の気持ちを伝えるようにしています。
本気で取り組んでくれる子や、一生懸命頑張ってくれる子に手を差し伸べたいですね。
前職の上司に学んだ教えが現在も活きている
前職の学習塾と英進館の大きな違いは、業務範囲の広さです。
以前いた学習塾では1から10までの業務をすべて一人で行っていたのですが、英進館では役割分担が明確に決まっています。
また、小規模の塾では授業カリキュラムが守られていなかったり、授業の質が教師の力量に左右されやすいところがありました。
英進館では、全校舎で同じ教材やカリキュラムを導入しているので、授業の組み立て方が高い水準で統一されているのを実感しました。
教材作成は専門の部門が担当しているので、教師は現場のフォローに専念でき、とても助かっています。
英進館には、教育への熱量が高い職員が多いです。
売上や営業面などの数字に強い人もいれば、生徒を合格させる学習指導やコーチングに向いている人もいます。
いろいろな部署があるので、自分の適性を活かしやすい会社です。
前職の責任者だった上司からの教えは、今も役に立っています。自分の考え方も、その上司に学んだ影響が大きいですね。
生徒とのコミュニケーションにこだわることや保護者様に対してのコンタクトの仕方、気配りのポイントなど、経験が活かせています。
前職の責任者も、面談では生徒本人や保護者様に自分の気持ちをハッキリ伝えるタイプでした。
「伝えるべきことは伝えないと、生徒にとっても保護者様にとってもよくない」と考えている人で、現在の自分の考え方にもつながっています。
コミュニケーションを取りやすい職場を作りたい
日頃心がけているのは、生徒、保護者様、職員との約束を必ず守ることです。
せっかくこの校舎に来てくれて自分と出会ったのだから、何かの縁があると思っています。
自分が直接見られる限られた時間の中で、相手のためにできることは精一杯してあげたいですね。
入塾のきっかけを忘れず、受験、進学と次のステージに送り出してあげたいです。
マネジメントで意識していることは、コミュニケーションを取りやすい環境作りです。
私自身も、過去に物事がうまくいかない時に職場の雰囲気が悪くなった場面を経験しているので、困った時に相談できたり周囲に助けを求められたりする風通しのよさを大切にしています。
原校には、現在5人の正社員と、非常勤、アルバイトのスタッフが在籍しています。
職員同士で食事に行くこともあり、それぞれのメンバーと楽しく話せるようになりました。
時には冗談を言い合いながら、フラットに話せる関係です。
実力のある職員が揃っているので、私も安心して任せられますね。みんなには、のびのびと仕事に取り組んでもらいたいです。
私が原校に異動して、もうすぐ1年になります。
校舎の責任者になったのも初めてなので、正直何が正解なのかわからないところもあります。
今までの責任者がしてくれて嬉しかったことと、改善したいことを踏まえたうえで、校舎を運営できればと思っています。
2024年4月入社の新卒社員2名には、内定者時代にアルバイトとして入ってもらいました。
1名は準備も一生懸命取り組む頑張り屋さんで、子どもたちも楽しそうに授業を受けていました。
「生徒たちから人気が出るだろうな、ステキな先生になるだろうな」と感じています。
もう1名は、自ら積極的に動いてくれる人です。
アルバイトとして、学生のうちから自分の生活のために頑張って働いてくれています。
仕事を教えると自分から主体的に行動してくれるので、とても助かっています。
仕事へのモチベーションが高い2人なので、配属先の校舎でも活躍してくれるはずです!
休日は釣りや子どもとのふれあいの時間を満喫
趣味は、釣りとマリンスポーツです。
原校に異動する前にいた大分校では、よく釣りに行っていました。
当時は単身赴任だったこともあり、休日は釣り好きのメンバーと一緒に出かけていました。
釣れたての新鮮な魚をみんなでさばいて食べたのは良い思い出です。
最近のプライベートの時間は、小1と1歳の子どもと一緒に遊んでいます。
大分から福岡に戻ったことで、妻の負担も減らせていたらいいなと思っています。
英進館でのさらなる挑戦にワクワクが止まらない!
今後の目標は、今よりさらに高いポジションにチャレンジすることです。
教室長に就いた際に、社長や直属の上司から「ここがゴールではないよ。さらに高みを目指せるんだよ」と聞いて、その先の景色が見てみたいと考えるようになりました。
現在は一つの校舎を担当していますが、同じ責任者でもより大きな校舎のリーダーや、複数の校舎の取りまとめを行うブロックリーダーなどにも挑戦してみたいですね。
前職の学習塾では一つの校舎の責任者がゴールでしたが、英進館ではさらにいろいろなことにチャレンジできるとワクワクしています!
英進館は職員の意欲と頑張りを認めてくれる会社
英進館には、職員の頑張りが本人に還元されるシステムがあります。
「これをやってみたい!」という意欲を認めてくれる会社です。
もちろん、結果を伴う必要がありますが、その分自分の成長につながるでしょう。
「自分の力を試したい」「もっと成長したい」と考えている方にはぜひチャレンジしていただきたいです。
さらに、英進館にはさまざまな部門があり、自分の興味があるジャンルや極めたい道を目指せる選択肢があるのもよいところです。自分が極めたい道を磨ける場所があります。
そして何より、筒井社長がとても素晴らしい方です。
私自身も入社早々に、社長が職員全員のレポートに目を通したり、隙間時間にTOEICを勉強されて結果を出されたりしているのを見て、「社長がそんなに頑張っているなら、我々が努力しないわけにはいけないな」と身が引き締まりました。
職員に一方的に指示するというより、まずは社長ご自身から動かれるところをとても尊敬しています。
多忙な社長業の中でも常に世の中に対してアンテナを張っていて、自ら率先して行動するところに説得力がありますね。
今までそのようなトップを見たことがなかったので、驚きと感動がありました!
▼他塾から英進館に転職された理科教師・木村希さんのインタビューもぜひご覧ください!
CHECK!|理科教師 木村 希さんのインタビューはこちら!