【後編】魔法のような授業を実現したい/バーチャルキャンパス対談 太郎浦智晶・中野遼介

2024/04/24

生徒や保護者様のポジティブな反応に涙。
夢は、テーマパークにいるようなあっと驚く授業を展開すること。
 

PROFILE

【後編】魔法のような授業を実現したい/バーチャルキャンパス対談 太郎浦智晶・中野遼介

太郎浦 智晶

2003年10月中途入社

長崎大学出身
算数・数学科教師
バーチャルキャンパス事業責任者

【後編】魔法のような授業を実現したい/バーチャルキャンパス対談 太郎浦智晶・中野遼介

中野 遼介

2016月4月新卒入社

福岡大学出身
英語科教師
バーチャルキャンパス事業副責任者

アイデアが形になっていくプロセスを夢中で楽しめた

英進館中野先生

中野さん:
プロジェクトの中で大変だったことは、いざアイデアを具体化する工程でした。

「校舎のレイアウトはどうする?」「どういうふうに授業を受ける?」というところから始まり、授業カリキュラムの作成や生徒との面談、開校説明会の運営など、さまざまな事務作業がありました。
何も決まっていないゼロの状態から作り上げるのは、本当に難しいことだと感じましたね。

ですが、難しさ以上にアイデアが少しずつ形になって軌道に乗ってくることを夢中で楽しんでいました。
目に見えない机上の空論だったものが、徐々にバーチャル上に校舎ができて、子どもたちが集まって授業をして、いよいよ正式開校に漕ぎつけました。

生徒が実際に授業を受けている姿や反応が見られるのも大きな喜びでしたね。
開校直前は期待もありますが、いざ子どもたちを迎え入れるまでは不安の方が大きかったです。
「本当にやっていけるのかな?」「生徒は満足してくれるかな?」「本当に学力を身に付けさせることができるのかな?」と悩みは尽きません。

いざ始まってみたら生徒からの「授業が分かりやすい」「バーチャルキャンパスが楽しい」というポジティブな声がますます自分をやる気にさせてくれました。

英進館には教育への熱い想いを持ったメンバーがたくさんいます。
だからこそ、それぞれからたくさんのアイデアが出て、時には意見が割れる場面もありました。
みんなに共通していたのは教育への熱意です。「バーチャルキャンパスを絶対に成功させて、もっとたくさんの人に英進館の教育を届けたい」が共通認識だったからこそ、ここまでやってこれたのだと思います。

私としては、相手の意見を聞き入れて自分の中で納得することを心がけながら、同時に「押すところは押す、遠慮は絶対にしない」と心の中で決めていました。
自分よりも大先輩のプロジェクトメンバーの方々に対しても同様です。
そのような姿勢を貫いたからこそ、達成した時の感動を味わわせてもらったと自負しています。

子どもたちや保護者様の反応に喜びがこみ上げる

英進館バーチャルキャンパス説明会
太郎浦さん:
バーチャルキャンパスの立ち上げ日には、数百名の生徒に向けて説明会をさせていただきました。
朝から晩まで計3回のガイダンスを開催し、チームのみんなで笑顔で汗をかいた一日でした。
実際に、子どもたちのアバターが校舎を歩き回る姿も感慨深かったですね。

アンケートでも、「リアルな臨場感を感じられた」「先生との距離が近い」という回答がありました。
私たち教師も、バーチャルキャンパスでは対面授業以上に生徒の存在を近く感じます。

校舎での授業では、教室内で後ろに座っている子どもたちとは物理的な距離がありますが、バーチャルキャンパス内では全員が一列目に座っているような感覚です。
生徒も授業に集中できますし、高い価値を提供できる自信があります。

中野さん:
開校後は1週間ごとにアンケートを実施し、生徒や保護者様から意見や感想をいただきました。

その中で、8~9割の方が「バーチャルキャンパスが楽しい」「これからもバーチャルキャンパスに通いたい」と回答してくださったのは嬉しかったですね。

太郎浦さん:
募集開始の日は、朝からみんなドキドキしていました。
朝に2件の申し込みがあり、お昼過ぎから次々に電話が鳴って、最終的には1日で100件以上の申し込みをいただきました。
募集開始日の翌日には、個別指導はキャンセル待ちにまでなりました。

英進館が積み上げてきた実績を信頼していただけたのだと嬉しくなりましたし、会社全体で喜ばしく初日を迎えられました。
その日のうちに、事業化できる手応えをメンバー一同感じられたはずです。

中野さん:
つい先日も開校説明会を行い、新たに入塾の申し込みをいただきました。
申し込みをいただくまでは、「本当に生徒が集まってくれるのかな」と不安でした。
最初の1件の申し込みをいただいた時は、涙が出るくらい嬉しかったのを覚えています。

英進館としてバーチャルキャンパスの実績がまだない中で、私たちのサービスを選んでくれた生徒の皆さんのことは大切にしたいなという気持ちがよりいっそう強まりました。

目標を設定しながら満足度を向上させたい

英進館バーチャルキャンパスプロジェクト
太郎浦さん:
新規事業を成功させるために、KGIとして年間の売上目標と在籍数目標を設定しています。
そして、達成度を評価するKSF・KPIとして「生徒が気持ちよく授業を受ける」「学校の定期テストの点数を上げる」「塾内テストでどのくらい成績が伸びたか」などの指標を立てています。

不登校の生徒には、学校への復帰を後押ししたいと考えています。
バーチャル空間の中では、自分の好きな方法で少しずつコミュニケーションをとれますし、顔を隠すこともでき、声を出したくない時はチャットで会話することもできます。
子どもたち同士や教師とのやりとりを通じて、自ら「学校に行ってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいですね。

将来3Dのメタバース空間で魔法のような授業を実現したい!

英進館バーチャルキャンパスプロジェクトメンバー
太郎浦さん:
今後の目標は、まずは英進館本体と同様に学力向上・顧客満足度向上を実現し、より多くの生徒にバーチャルキャンパスを利用していただくことです。
入試における合格実績を上げることは、対面・バーチャルを問わず英進館の根底にあります。

そのうえで今後の展開としては、エリアごとに校舎を分けて、都道府県ごとの入試スタイルに合わせた指導をできたら可能性が広がっていくと考えています。

不登校の生徒のサポートについても、自治体との連携を深めることができればさらにプラスになっていくのではないかと思います。

中野さん:
英進館としては、「楽しい」ことは大切ですが、「楽しい」だけで終わってはいけないと思っています。
楽しく学びながら、きちんと学力が身に付くことが大切です。

将来の野望として考えているのは、バーチャルキャンパスを3D化して、さらに臨場感のある校舎にすることです。
例えば、自宅でゴーグルをつけると目の前に先生がいて、隣の席には一緒に頑張っている仲間の姿が見えるような授業を実現したいです。

実際の授業ではできないようなことにチャレンジしてみたいですね。
例えば、理科の実験では、薬品を爆発させるなどの現実ではできないダイナミックなことをしたり、歴史や地理なら実際にその場所に訪れたかのような景色を見せてあげたりすることもできるでしょう。

まるでテーマパークにいるような、魔法のような授業を展開するのが夢です。
そこにたどり着くまで、私もバーチャルキャンパスに携わり続けたいですね。

太郎浦さん:
近い将来、3D空間で当たり前のように生徒が授業を受ける時代は必ず来ると我々は確信しています。
今は準備をして、いざタイミングが訪れたらどこよりも早く移行できるように備えていたいです。

教師のやりがいは生徒や保護者様と一緒に頑張れること

太郎浦さん:
長年英進館に勤めていて、日頃から生徒や保護者様とコミュニケーションをとる機会は多いのですが、他の企業の方とお仕事をする場面はほとんどありませんでした。

バーチャルキャンパスというワクワクするプロジェクトを通して、候補含め協業先や銀行、コンサルの方々とたくさん協議を重ね、さまざまな会社の方とお話させていただきました。
その中で、英進館の仕事のひとつひとつがつながっているんだな、社会の一員なんだなということを改めて実感できました。

教師のやりがいは、受験に向けて、生徒や保護者様と一緒に頑張れることです。
学習塾では、毎年違う生徒が受験を経験しています。
我々教師は毎年受験指導をしていますが、生徒にとっては一生に一度の大切なイベントです。

また、教師の仕事をしていると、小さかった小学1年生が成長して、中学・高校に進んで「大学に合格しました!」と訪ねてきてくれることがあります。
中には、アルバイトや就職の段階で英進館に入社する方もいます。
かつての教え子である彼らと一緒に働いたり、時には競い合ったりするんです。
そんな体験は英進館でしかできませんし、この楽しさを知ってしまうと教師はやめられません!

英進館では、若手社員もベテラン社員も一緒に、チームとして協力しています。社長をはじめ、社員全員で力を合わせて動いていく会社です。
物事が決まったら行動が早いですし、思いもしないような展開に進むので飽きることもありません。
フレッシュな皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
ぜひ、よろしくお願いいたします!

熱い想いを持った皆さんと働ける日を楽しみにしています!

英進館英語科教師中野先生

中野さん:
7年間現場で英語科の教師として指導してきました。受験指導がめちゃくちゃやりがいがあるというのは、太郎浦先生に共感します。

教壇に立つのも新規事業に携わるのも、どちらも大きなやりがいを感じています。
ゼロから何かを作るのは簡単なことではないのですが、達成した時は大変さ以上に大きな喜びを得られました。

特に新規事業は誰も正解が分からないからこそ、社長をはじめ取締役の皆さんにも自信をもって自分の意見を提案することができます。
みんなで考え抜いて生まれたコンセプトに対して、今までにない強い愛着を持っています。

バーチャルキャンパス事業は、会社が母体になるからこそできることだなと実感しています。
会社を代表して新規事業に挑戦できていることへの感謝を忘れずに、今後も全力で取り組みたいです。

教育への熱い想いをもった方々と一緒に新しい価値観やアイデアで仕事をできるのを楽しみにしています。
後輩の皆さんと一緒に働けたら嬉しいです!

⇨バーチャルキャンパスの詳細はこちらをご確認ください。


 

インタビューを終えて|人事より

2023年12月の全体会議でも紹介のあったバーチャルキャンパスプロジェクト。
華々しい新規事業プロジェクトの裏には、数えきれない地道な努力があったのですね。

メンバーを中心に全社一丸となった取り組みは、まさに英進館らしいチームプレイの結晶といえるでしょう。
これからも、バーチャルキャンパスのさらなる発展に期待しています!

英進館人事担当 南

  ▼前編ではプロジェクト立ち上げの経緯を紹介しています。あわせてご覧ください!
 

CHECK!|バーチャルキャンパス対談インタビューの前編はこちら!

 
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