【前編】教育サービスを全国に届ける新規事業/バーチャルキャンパス対談 太郎浦智晶・中野遼介

2024/04/10

現場と本部が一丸となって取り組んだ新規事業。
英進館の使命と想いを胸に、新たなチャレンジに立ち向かう。
 

PROFILE

【前編】教育サービスを全国に届ける新規事業/バーチャルキャンパス対談 太郎浦智晶・中野遼介

太郎浦 智晶

2003年10月中途入社

長崎大学出身
算数・数学科教師
バーチャルキャンパス事業責任者

【前編】教育サービスを全国に届ける新規事業/バーチャルキャンパス対談 太郎浦智晶・中野遼介

中野 遼介

2016月4月新卒入社

福岡大学出身
英語科教師
バーチャルキャンパス事業副責任者

現場の教師から新規事業プロジェクトに参加!

太郎浦さん:
2003年に英進館に中途入社し、勤続年数は20年以上になります。
教師として現場で算数と数学の指導をしています。

今回初めて新規事業に参加し、バーチャルキャンパスのプロジェクト全体の統括と集団授業の責任者です。

中野さん:
新卒で英進館に入社して、現在8年目を迎えます。
英語科教師として6年間教壇に立った後、昨年度から新規事業に携わっています。

昨年は、「ミラクル英進館」という映像授業のプロジェクトに参加させていただきました。
現在は、バーチャルキャンパスの新規事業に声をかけていただき、教務本部で働いています。
バーチャルキャンパスでは、全体の副責任者兼個別指導の責任者を担当しています。

新たなチャレンジにドキドキとワクワクが湧き上がる

英進館太郎浦先生の授業風景

太郎浦さん:
新規事業に携わるきっかけは、ちょうど1年前に「英進館で新しいことをやりたいから、取りまとめをしてほしい」と声がかかったことです。
新規事業といってもまだ何も決まっていない状態で、「新しいプロジェクトを立ち上げるのだけど、やってみない?」という話でした。

何をするかわからないので不安もありましたが、純粋に「面白そうだな」「楽しそうだな」とワクワクしましたね。
20年間教師とマネジメントを行ってきましたが、「このチャンスを逃すと新規事業に携わることはないのではないか?」と思い、その場でプロジェクトへの参加を決意しました。

新規事業の内容を考えるにあたって、メンバーからはさまざまなアイデアが挙がりました。
その中で、英進館の使命である「通塾が難しい方にも教育サービスをお届けしたい」「小中学生30万人以上とされる不登校の生徒をサポートしたい」という2点を解決するべく、バーチャルキャンパスに決定しました。

筒井社長からの電話がきっかけで新規事業に加入

英進館バーチャルキャンパスプロジェクトメンバー
中野さん:
私が新規事業に携わる原点は、一昨年の映像授業の新規プロジェクトが始まりでした。

きっかけは、一本の電話でした。
現場で教師をしていたときに、筒井社長から直接電話をいただいたのです。
社長から直接お声がけをいただく機会はそうそうないですし、お忙しい中時間を作って丁寧に説明してくださり、期待されている喜びを感じました。

新規事業の内容を直接聞いた時は、緊張とワクワクで手が震えていたのを今でも覚えています。
その場で「私に任せてください!」と即答しました。

バーチャルキャンパスのプロジェクトには、構想が決まった段階で声をかけていただきました。
特に、不登校の子どもたちを支援できる点に魅力を感じましたね。
さまざまな理由で通学が難しい生徒が自宅にいながら英進館の授業を受けられるのは、彼らにとってプラスになるのはもちろん、社会貢献にもつながると考えました。

バーチャルキャンパスのコンセプトは「自宅がそのまま塾になる」

英進館バーチャルキャンパス校舎

太郎浦さん:
バーチャルキャンパスのコンセプトは、「自宅からパソコンやタブレットでアクセスをすれば、自宅がそのまま塾になる」というものです。
学習方法は、集団でのライブ授業と個別での映像授業の好きな方を選べます。
あらゆるタイプの小中学生に対して、全方位にカバーしています。

子どもたちは、バーチャル空間上の校舎で、アバターとなる自分のアイコンを作ります。
アイコンを動かしながら校舎の中を移動して、生徒同士や教師とコミュニケーションをとることができます。
集団授業では、生徒と教師が説明や質問をし合いながら双方向のやり取りを行っています。

中野さん:
個別指導では、バーチャル空間の中で学習ブースに移動すると、アプリが起動して映像授業を受けられます。
映像授業では、授業の予習・復習はもちろん、学年を飛び越えた内容を勉強することもできます。

個別指導のスタッフは、生徒の伴走役として一人ひとりにコーチングを行います。
オンライン面談を通して生徒とコミュニケーションをとりながら課題を発見し、モチベーションアップに専念できます。
一人ひとりの生徒とじっくりお話できるので、より深い関係を築いてサポートできるところが魅力です。

太郎浦さん:
体験授業では、福岡県内に限らず、東京都や鹿児島県の離島などの遠方から参加をされた方もいらっしゃいました。

「英進館に興味があるけれど、家から遠くて通えない」という物理的なハードルがある方だけでなく、例えば「英進館は近くにあるけれど、あの友達に会いたくないから塾には行けない」などの精神的なハードルをクリアできることにも新たな需要を感じました。

⇨バーチャルキャンパスの詳細はこちらをご覧ください。

現場と本部が一致団結したプロジェクト

太郎浦さん:
プロジェクトのチームメンバーは、メインは現場の5名と本部の10名で構成されています。
チームメンバーだけでなく、筒井社長をはじめ社内のさまざまな部署が協力してくれたので、英進館全体で創り上げた実感があります。

中野さん:
営業部には作戦を立ててもらったり、教務部からは先生方に授業に入っていただいたりして、現場と本部が一丸となって取り組みましたね。

太郎浦さん:
取締役や上層部の方も自ら授業に入ってくださり、授業が上手な方ばかりのオールスターが揃いました。
英進館の社員は、筒井社長が現在も教壇に立ち続ける姿を見ているので、立場を越えてチャレンジし続ける姿勢が受け継がれているのだと思います。

英進館の想いを胸にバーチャルキャンパスを生み出す

英進館太郎浦先生

太郎浦さん:
1年前には想像もしていなかったことが、思いつきのアイデアから徐々に発展していく瞬間を目の当たりにして、非常にゾクゾクしました。

その中で、新規事業ということで、ゼロから立ち上げなければいけないところは本当に大変でしたね。
「今までの英進館ではこうだった」というノウハウが通じない場面もあり、やることが山積みでした。

まず、バーチャルキャンパスをやると決めるまでに、100個以上のアイデアが挙がりました。
「こういうものがあったらいいな」「新規事業もやりたいけれど、日頃の業務改善もしたいね」とさまざまな案があり、どれを選ぶか迷いに迷いましたね。

我々英進館には、教育業界をリードする存在として「地域を活性化したい」という想いが強くあります。
「新たな教育サービスを生徒や保護者様に提供したい」「現場で支えてくれている社員のみんなに、我々が売上をあげることで喜んでもらいたい」「社員のみんなで喜び合いたい」という観点から、バーチャルキャンパスに決まりました。

さらに、バーチャルキャンパスを共に創り上げる協業先の候補が19社ありました。
候補の企業様とは、筒井社長とプロジェクトメンバー全員で計31回の面談を実施しました。
それぞれの企業様によいところがたくさんあり、最後の最後まで迷いましたね。
最終的に、英進館が個別指導・集団授業を行うために最もフィットする企業様にお願いすることになりました。

プロジェクトは大所帯で動いているので、みんなのスケジュール調整にも一苦労でした。
それぞれの業務がある中でスケジュールが合うタイミングで集まり、話し合いを重ねました。

私自身も、普段は校舎で小6と中3の受験生の指導をしています。
2学期からは受験期を迎えるので、バーチャルキャンパスになかなか関われないこともありました。
ウズウズしながらもバーチャルキャンパスの授業に入れなかったのは心残りでしたね。
それでも、中野先生をはじめ、チームの皆さんのおかげでプロジェクトは止まることなくどんどん進んでいきました。

メンバーそれぞれに「本気でバーチャルキャンパスを実現したい」という想いがあります。
同時に、社内の上層部が現場最優先で意見を拾い上げ「好きなようにやっていいよ」と見守ってくれたことが大きな支えになりました。

▼後編ではサービス開始後の反響や今後の展望を紹介しています。ぜひご覧ください!
 

 

 
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