常にチャレンジし続けられる環境/英語教師 中村 悠希
2023/12/13
生徒のニーズに直接応じられるのがやりがい。
現状に満足することなく、常に努力を続けていきたい。
PROFILE
中村 悠希
2019年中途入社
早稲田大学出身
前職:営業職、電機メーカー
英語科教師 主任職
就活生時代の迷い「どの道がベストなのか?」
私の人生は、小学生時代から現在まで、英進館とのご縁が続いています。
小学生・高校生の時に生徒として英進館に通い、大学時代のアルバイトでもお世話になりました。
小学校4年生の時には、筒井社長に算数を教わったこともあります。
中高一貫校に進学しましたが、学校生活にも学習にもつまずいた高校時代に西谷先生の教えのもとで志望大学に合格できました。
そして、現在は英進館で教師として働いています。
教育の仕事にはもともと興味がありました。
大学時代に指導員のアルバイトを4年間続けていて、生徒の成長を間近で見られることに楽しさとやりがいを感じていました。
就職活動の際には、メーカーや商社などの大手企業を幅広く見ていました。
ただ、どこかで教育の道から離れたくない気持ちが残っており、いくつかの企業から内定をいただいた時に「本当にこれでよいのかな?」と迷いに迷いました。
そこで、高校時代の恩師である西谷先生に「教育の道にも興味があるのですが、内定をいただいた企業もあり、とても悩んでいます」とストレートに相談しました。
筒井社長や西谷先生とお話させていただく中で、「遠慮することなく、悔いのない選択をしなさい。何年経っても教育への熱意が本気であれば、また戻ってくればいい」言ってくださった言葉が心に響きました。
その後も考え抜いた結果、「まずは経験したことのないビジネスの世界に飛ぶ込み、5年間は頑張ってみよう」と決断したのです。
教育の楽しさを忘れられず、英進館に転職
電機メーカーに入社後は、営業職として九州各地を飛び回る毎日でした。
億単位の数字を扱うスケールの大きさや自分自身の日々の成長を感じながら、充実感を持って働いていました。
前職の営業職では基本的に対企業と取引を行うBtoBがメインでした。
私は、電機の技術的な知識は専門外なので、お客様のご要望に一人で対応するのは難しい立場です。
そのため、商談の中でお客様のニーズを発見しても自分の力だけでは解決できない部分に、次第にもどかしさを感じるようになりました。
そして、入社して5年が経ち、ふと「今後数十年働く中で、営業と教育の仕事のどちらが楽しいかな?」と考えたのです。
営業職では全力で仕事に取り組み、結果も出してきました。
そんな時、海外部署への転属を希望する会社の先輩に、個人的に英語の指導を行って、非常に感謝されたことをきっかけに、改めて「教えるって楽しいな、人が人生を変える努力に伴走できるって幸せだな」と思いました。
大学時代のアルバイトでの教育の経験を振り返って、合格の達成感や生徒が「ありがとう」と言って慕ってくれる喜びと比較した時に、私にとっては営業職でのやりがいがそれらを上回らないのでは?と感じてしまいました。
同時に私は、対個人で、一人ひとりの人生に関わる仕事がしてみたいのだと気付きました。
そして、「自ら率先してチャレンジされている筒井社長や西谷先生のもとで働きたいな」と考えて転職を決意。
選考の段階で筒井社長や西谷先生、英進館の社員の皆さんに改めてお話を聞かせていただき、「英進館で働きたい!」と確信しました。
実は、電機メーカーに入社してからの5年間も、英語の勉強は続けていました。
転職のタイミングは、英語力が自分の納得のいくレベルに達したことも大きいですね。
英検1級を取得し、TOEICでも納得のいく点数をとれるようになって、自分に自信がつきました。
現在は、英進館に転職して約5年が経ったところです。
教師の中でも、学校の教師や他塾は選択肢にはなく、英進館一択だったのは、先生方や仲間たちとの楽しい思い出があったからです。
もちろん受験生時代はしんどかったですが、悩みに寄り添ってくれた先生や共に支え合った仲間がいたからこそ、「英進館の教師になりたい!」という強い想いがありました。
前職の信頼と数字にこだわる姿勢が活きている
とはいえ、前職での5年間を過ごしたことに後悔は全くありません。前職の営業職での経験は、英進館に転職してからも信頼や数字を求められる立場で役立っています。
私は、生徒との約束は破ったことがありません。
よほどのことがなければ断らず、「いつまでに添削してほしい」「わからなかったところを教えてほしい」と声がかかったら、必ずやりきります。かつて生徒時代に恩師にしてもらっていたように、真剣に生徒と向き合いたいと思っているからです。
また、英進館に入社後は高等部の集団授業を担当しています。同時に、ここ数年の重要な私のミッションは、新高1の生徒募集です。中学3年生の生徒や保護者がイメージしやすいように、パンフレットや動画を新作したり、各中学部教場で体験授業や説明会を開催したりして、常に数字にこだわりながら取り組んできました。
生徒達がどれだけ切磋琢磨できる環境を作れるかということを考えると、多くの生徒を集め、かつ適正なクラス分けができるかどうかが、生徒の成績向上にも不可欠なのです。
私の業務の幅は多岐に渡ります。
たとえば、大阪にある英進館グループの医学部予備校でも授業を担当しています。
また、医学部の面接対策の資料作成や模擬面接練習などにも携わっています。
これらの業務は会社から「これをやってほしい」と頼まれたものではなく、生徒とのコミュニケーションの中でニーズを感じて自分から「やりたいです!」と手を上げたものです。
生徒指導・進路指導などは、いくらでもやることができますし、「ここまでやれば終わり」というものではありません。
生徒が本当に求めているものを、自分の手で提供できるのが嬉しいですね。
そして、仕事の結果を会社にきちんと評価してもらえることもやりがいの一つです。
限界を設定せず、個人のやる気を買ってくれるところが英進館の魅力です。
数えきれない挫折を重ねて、つかみ取った合格
担任・担当している生徒は、どの生徒も一人ひとり大切で、差をつけないスタンスを心がけています。
それでもやはり、努力がなかなか結果に結びつかず苦労した生徒のことが印象に残っています。
昨年医学部に合格したある生徒は、ご家族に持病があったこともあり、なんとしても医師になりたい強い想いを持っていました。
しかし、高等部入学以前も含め、一生懸命勉強しているのに毎回あと一歩が届かず、ギリギリの不合格が続いてしまうタイプの生徒でした。
英検準1級ではあと数点のところでギリギリの不合格が続き、大学受験でも1科目だけ失敗してしまうなど、いつも惜しいところで成功を掴みきれず、私としても歯ぎしりするような場面が続きました。
そんな中ようやく手にしたのは、ある医学部の補欠でした。それは、不合格を積み重ねたもののやっとの想いで合格した英検準1級の40点の加点対象だった医学部。
しかし、例年なら早々に繰上合格の対象となるはずの1桁の番号にも関わらず、いくら待っても合格の連絡が来ませんでした。
後期入試まで努力を続け、いよいよ3月30日になり、結局合格は来ないまま、不安な気持ちで来年に向けての三者面談をし、高卒本科コースでもう1年頑張ることを決意したまさにその日の夜、補欠合格のお知らせが来たのです!
彼とは今まで悔しい気持ちを一緒に味わってきたので、合格がわかった時は本当に嬉しかったです。
翌日すぐに彼も保護者様も来館頂き、感謝の言葉を伝えてくれました。
英進館では、大学受験で初めて受験をする生徒は少ないです。中高の受験で失敗を経験したり、大学受験も浪人したりしている子が多くいます。
それでも生徒たちは諦めずに、英進館を信じて通い続けてくれています。
順調に成功をつかむのも素晴らしいことですが、ドラマティックな紆余曲折を経た子は忘れられないですね。
生徒指導では「当時の自分はどうだったかな?」と振り返る
生徒指導では、よく「生徒だった頃の自分はどうだったかな?」と立ち止まりながら考えています。
卒館して10年以上が経つと、先生が授業で話していた一言一句までは覚えていなくても、進路指導の時にかけてくださった言葉は今でもしっかり記憶に残っています。
「先生にどんな言葉をかけてもらった時にモチベーションが湧いてきたかな?」「何と言ってもらった時に嬉しかったかな?」という気持ちは、教師として生徒に接するようになった今だからこそ大事にしたいですね。
生徒に接する時は、優しく接するだけではなく、易きに流されそうな時には積極的なリードを必要とされる場面もあります。指導に正解はないですが、考え抜いた上でより良い指導をするようにしています。
自分自身が英進館に通っていた小学生や高校生の頃に、先生方が大好きで信頼していた経験が今も活きていますね。
現状に満足せず、常にレベルアップし続けたい
日頃から心がけていることは、毎日のルーティン、プラスアルファの積み上げを厭わず「停滞を放置しないこと」です。
英進館は社員のやる気を評価してくれる会社なので、どんなことも現状よりさらに良くしていけるよう、常にレベルアップしていきたいです。
ラクな方に流されて、ただ現状維持を続けることのないようにしたいですね。
私が実際に取り入れたアイデアの一つに、スライドとプロジェクターの利用があります。
これにより、新型コロナウイルスの影響でオンライン授業になった時に画面共有で行っていた指導法が、対面授業に戻ってからも実施できています。生徒からは「目で追えるから聞き逃しても板書がとれる」と好評です。
型にはまらず、よりよいものにすぐにチャレンジする。妥協はしない。身軽なフットワークを大切にしています。
筋トレも努力を続ける姿の一つ
私の趣味は筋トレです。
こだわり始めると止まらない性格なので、ベンチプレスやラットプルダウンができるトレーニング器具を揃えてしまい、現在では自宅の一室を丸々ジム部屋にしています(笑)。
私のガッチリとした体格に、生徒から「先生も頑張っているんですね」「頼りがいがありますね」と言ってもらえた時は嬉しかったですね。
生徒は教師の指導だけでなく、内面や容姿も含めてさまざまな面を見てくれているんだなと感じます。
生徒たちを指導する時は、学習内容や方法を教えることも必要ですが、自分自身が努力をする姿を見せることが大事だと思っています。
「生徒と一緒に成長したい」私にとっては、筋トレは趣味であり、仕事の一部でもあります。
もちろん個人的な勉強も続けています。勉強に疲れたら筋トレ、筋トレに疲れたら勉強、といった具合ですね(笑)。
自分の想いや学習ツールをさらに多くの生徒に届けたい
立場や年次が変わっても揺るぎない目標は、生徒が第一志望や納得のいく志望校に合格できるようにサポートを続けることです。
しかし、1対1で対応できる範囲は時間と体力が限られてきます。
今後は、自分が作ったツールをより多くの人に共有してもらい、さらに多くの生徒に届けていきたいです。
現在の課題は、英進館の中等部に在籍していた生徒が、さらに多く英進館高等部で学んでもらえるように働きかけることです。
不安定な世の中を生き抜いていけるように、教師の私から伝えられることは伝えていきたいですね。
特に、志望校や企業に入ってからも努力を続けていくことの大切さは授業でもよく話しています。
また、いくら学歴があっても、無礼な態度や消極的な姿勢では信用を失ってしまいます。
生徒たちには、「相手を尊敬するかは自由だけど、最低限のマナーは必要だよ。まずはフリでもいいから、今から練習をしよう!」と伝えています。
英進館は常にチャレンジと成長を続けられる環境
英進館は、やる気さえあれば、立場や年次、年齢、新卒、中途で制限をかけず、なんでもサポートしてくれる会社です。
英進館に興味を持ってくださっている皆様には自信をもって応募していただきたいですし、内定者の方々には安心して入社していただきたいです。
また、英進館の社長や上司からもよい刺激をもらっています。
部下として、「上司がさらなる学びを得て成長しているのに、歩みを止めるわけにはいかないな」と常に感じていますね。
英進館では、「僕たちがこんなに頑張っているのに、上司がだらけている」という不満を持ったことは一度もありません。
私自身も、生徒や周囲のメンバーに刺激を与えられる存在になりたいです。
今後どのような立場になったとしても、積極的に動き続けていきたいですね。
人事より|インタビューを終えて
社会人生活の中で「教育の道に進みたい」と決意し、大好きだった英進館に戻ってきてくれた中村さん。営業職で培ったコミュニケーション力と相手のニーズを把握する力は、英進館でも大いに活かされていますよね。
持ち前のユーモアあふれるお人柄で、いつも生徒の皆様や周囲のメンバーを笑顔にしてくれる中村さん。
エネルギッシュな行動力で、英進館全体を引っ張ってくれる存在です。
アグレッシブにチャレンジされる中村さんの、今後のさらなる活躍に期待しています!
英進館人事担当 南
▼他塾から英進館に転職された英語科教師・天羽拓馬さんのインタビューもぜひご覧ください!
CHECK!|英語科教師・天羽 拓馬さんのインタビューはこちら!