プラスアルファの心配り/受付 渡邉 菜穂

2023/11/07

「自分に何かできることはないかな?」と問いかける日々。
学生時代のアルバイトで培ったホスピタリティが役立っている。
 

PROFILE

プラスアルファの心配り/受付 渡邉 菜穂

渡邉 菜穂

2022年新卒入社

中村学園大学出身
英進館 受付担当スタッフ

「どのような想いを持った人たちと働くか?」を大切にしたい

受付 渡邉さんの仕事風景
私の将来の夢は、小学校の先生になることでした。

小学生の頃、私は人見知りで自分の気持ちを表に出すのが苦手な子どもでした。
先生になりたかった理由は、「自分のような引っ込み思案な子どもも含めて、子どもたちの気持ちを理解してサポートできる人になりたい」と思ったからです。

大学では教育学部に進学し、教師を目指して勉強していました。
しかし、大学3年生の時の教育実習で壁にぶつかってしまったのです。

教育実習で目にした小学校の先生の業務は、私が想像していた以上に多岐に渡り、業務量も凄まじいものでした。

もし小学校の先生になれたとしても、「目の前の生徒に全力で向き合えるかな?」「自分が目指す教師になれるかな?」と考えた時に、厳しいのではないかと感じてしまったのです。
考えた末に、卒業後は教師の道に進むのではなく、民間企業へ就職をすることに決めました。

就活では教育業界も視野に入れていましたが、大学時代のアルバイトでカフェで働いていたこともあり、接客業の飲食業界やホテル業界など、さまざまな業界の企業に応募していました。

最終的に英進館に入社した決め手は、「会社としての熱量」を強く感じたからです。
私は何をするにも全力で、手を抜きたくない性格です。
仕事の内容も大事ですが、私が働くうえで最も大切にしていたことは、「どのような想いを持った人たちと一緒に働くか?」ということです。

英進館の選考が進むうちに、社員の皆さんの生徒への想いをひしひしと感じました。
「英進館でなら、周囲が全力で生徒たちや業務に向き合っている中で私自身も成長していけるはず」と確信し、入社を決めました。

英進館では、教師ではなく受付を希望しました。
直接子どもたちに勉強を教えるよりも、アルバイトでの接客経験を活かして相手の気持ちに向き合い、保護者様や生徒の皆さんに安心感を与えられる仕事がしたいと思ったからです。
私の性格には、教師よりもサポートにまわる受付のほうが合っていると感じています。

1年目は「自分は役に立てていないのでは?」と歯がゆい気持ちに

受付 渡邉さん
完璧主義なタイプの私にとって、入社当初から小さなことでもミスをするのがとにかく嫌でした。

カッコ悪いところを周りに見られるのが恥ずかしいし、完璧にしたいと思っていたんです。
しかし、1年目はわからないことだらけで、どうしても先輩方に迷惑をかけたり、ミスをしたりしてしまうこともあります。

自分の中で、「なぜ思うようにできないんだろう?」「教場の役に立てていないのでは?」ととても歯がゆい気持ちでした。

メンターの南主任は、そんな私の心の葛藤を聞いてくださいました。
「渡邉さんが高い向上心をもっているのはわかるよ。一方で、現場の先輩たちは、確実に仕事を覚えてもらって無理なく業務を任せていきたいと思っているはず。」という言葉をいただいた時には、温かい職場の皆さんに支えられているのだなとハッとしました。

それでも、少しでも自分を高めたい気持ちが強く、周囲の皆さんには「大変な時は大変と言うので、もっと仕事をさせてください!」と伝えていました(笑)。

プラスアルファの心配りの原点は、学生時代の接客アルバイト

受付 渡邉さんの仕事風景
受付の業務では、学生時代にカフェの接客アルバイトで培ったホスピタリティの考え方が活きています。

基本的にはセルフサービスのカフェでしたが、「ご高齢の方やお子様連れの方には、席まで運んだほうが喜ばれる」「お子様連れのお客様には、食材を細かく切るか聞く」などの心配りのアクションを大切にしていました。

アルバイトでは、当時の店長や先輩からホスピタリティを学びながら、私自身もお客様に「自分がしてもらった時に嬉しい気配り」ができるように心がけていましたね。

英進館に入社後も、「自分に何かできることはないか?」と常に考えています。
教場の先生方はとても忙しいですし、やることもたくさんあります。
その中で、受付の私が1つでも気付いてできることがあれば、先生が生徒に向き合える時間が増えますよね。

たとえば、生徒に成績表の返却をする時は、1回目で「先生方の手間になっているな」と感じたら、2回目ではその手間を改善できるような工夫を加えます。
「この資料を追加したほうがいいかな?」「資料の順番を並び替えたほうが説明しやすいかな?」と考えながら行動します。

全ての工夫・改善を実行していたら自分の業務時間が足りなくなってしまうこともあるのですが、それでもやらずにはいられないんです。

学生時代の接客アルバイトで「お客様にもっと喜んでいただくためには何をしたらよいのだろう?」と考えていた経験が、英進館でも役に立っていると思います。

保護者様、生徒、先生からの感謝の言葉がやりがい

受付渡邉さんの仕事風景
受付の仕事でやりがいを感じる瞬間は、保護者様や生徒の皆さん、先生方に「ありがとう!」「渡邉さんのおかげでうまくいったよ!」とポジティブな言葉をかけていただいた時です。

特に保護者様とは、来館された際や電話対応でお話させていただく場面が多くあります。
聞かれたことにすぐ答えられるのがベストですが、即答できない場合は確認しながら丁寧に答えることを心がけています。
わからないからといって、自信がなさが出ると保護者様も不安に感じてしまうので、声から笑顔が伝わるように気を付けていますね。

印象に残っているのは、ある保護者様にいただいた言葉です。

当時は入社してからまだ1~2ヶ月目で、電話対応にも慣れていませんでした。
聞かれたことがすぐにわからず、その保護者様にも都度確認しながらお答えしていました。

その時、保護者様が「渡邉さんって今年入社した方ですか?」とおっしゃって、厳しいお言葉をいただくのかなとドキッとしました。
ところが、「今まで電話対応していただいた方の中で、渡邉さんが一番安心できます」とポジティブなお言葉をくださったのです。

さらに、「子どもたちは小6と中3の受験学年ですが、渡邉さんがいるから安心して任せられます。これからもお願いします!」と言っていただいて、とても嬉しかったのを覚えています。
拙いながらも、私なりに丁寧に電話対応をしていたことが保護者様の役に立ったに感激しました。

この出来事は、自分の中でも大切にしているエピソードです。
当時の初心と丁寧さを忘れずに、これからもしっかりと仕事に向き合い対応していきたいです。

実は、学生時代のアルバイトでは電話を受けた経験がなかったので、入社後に最も不安だった業務は電話対応でした。
入社当初は電話対応が上手な先輩方の対応に聞き耳を立てて、声の表情や伝え方のマネをするようにしていましたね。

「仕事って楽しそうだな」とプラスのイメージを持ってもらいたい

受付 渡邉さんの仕事風景

今後の目標は、自分が仕事をしている姿を通して、周囲に良い影響を与えられる人になることです。

教場の生徒には、「仕事って楽しそうだな」「こんな大人になりたいな」と思ってもらえるようになりたいですね。
「仕事=大変そう」というマイナスのイメージだけではなく、「楽しそう」とプラスのイメージを持ってもらえたら嬉しいです。
そのために、私もなるべく笑顔でいられるように心がけています。

また、教場では生徒の名前を覚えて声をかけています。
受付の仕事は、事務処理業務の中で生徒の名前が出てくる場面が多くあります。
画面上の名前と先生方の会話を照らし合わせると、生徒の顔と名前が合致してくるんですよね。

受付スタッフは直接子どもたちに教えることはできませんが、間接的に生徒の皆さんにも貢献できたらいいなと思いながら働いています。

英進館は熱量を持って仕事に向き合える場所

英進館は、仕事に全力で向き合いたい人にぴったりの職場です。

熱い想いを持っている人ばかりなので、自分自身もよい影響を受けてスキルを高められます。
自分の力を最大限に発揮しながら、熱量をもって仕事に向き合えるのがよいところですね。

また、先輩方が温かい人ばかりなので、失敗を恐れずにチャレンジできる環境です。
メンターや周囲の先輩方がよいところを見てくれて、ポジティブな言葉をたくさんもらえるので、充実感を持っていきいきと働けると思います。

さらに、英進館はお休みもしっかりいただけるので、メリハリをつけて働ける環境なのがありがたいですね。
私は、音楽好きが高じて、社会人になってからドラム教室に通いはじめました。
思いっきり体を動かせてストレス発散にもなるので、休日の楽しみになっています。

熱い想いを胸に自分を高めながら働きたいと思っている方は、ぜひ英進館で一緒に働きましょう!


 

人事より|インタビューを終えて

安心感のある優しい声で、誠実に対応する渡邉さん。
保護者様からの信頼も厚く、渡邉さんご指名で電話をかけてくださる方もいらっしゃるんですよね。

持ち前のホスピタリティで頼まれたこと以上の仕事をしてくれる渡邉さんは、教場にはなくてはならない存在です。
きっと、生徒の皆様にとっても記憶に残る先生になっているはずですよ。
これからも、渡邉さんのさらなる活躍に期待しています!

英進館人事担当 南
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