安心できる居場所を作る/個別指導 原田 帆乃香

2024/02/07

さまざまな環境の子どもたちに選択肢を提供したい
日々生徒に声をかけ、安心できる居場所を作る
 

PROFILE

安心できる居場所を作る/個別指導 原田 帆乃香

原田 帆乃香

2023年新卒入社

福岡女子大学出身
個別指導担当スタッフ

子どもたちが安心して学べるようにサポートをしたい

英進館に入社した理由は、「子どもたちや先生方をサポートする仕事に就きたい」という想いからです。

高校時代の先生にとてもお世話になり、「将来は教育に関わる仕事に携わりたいな」と考えていました。
教師や教職への尊敬と憧れの気持ちもありましたね。

個別指導に興味をもったきっかけは、大学時代に取り組んでいた学習ボランティアです。
不登校の子どもや周りに馴染めない子どもを対象にしたものでした。

学習ボランティアでは、「いろいろなタイプの子どもたちがいるのだな」と知りました。
さらに、勉強したい気持ちはあるけれども事情があって学校に行かれずなかなか勉強できない子や、彼らの感情や葛藤に触れました。

そこで、「子どもたち全員が勉強できる環境にいてほしい」「私がサポートをしたい」という想いが強まり、個別指導なら一人ひとりと向き合えると思い、個別指導を選びました。
大学生のチューターの先生と生徒をつなげる業務にも魅力を感じていましたね。

元々人前に立つのが得意ではないことと、勉強を直接教えることに自信が持てなかったので、集団授業の教師よりも、先生方や子どもたちをサポートする仕事に挑戦したい気持ちがありました。

とはいえ、自分自身が塾に通った経験や塾でのアルバイトをした経験が一切なかったので、英進館への入社はチャレンジの気持ちが大きかったです。

手探り状態で奮闘する1年目の日々

原田さん正面画像
覚悟はしていたことですが、入社後は想像以上に大変な仕事だなと感じています。

現在勤務している姪浜校には、小3から高3までの子どもたちが通っています。
生徒は、受験を控えた小6と中3が多いですね。
生徒や保護者様に相談される悩みのメインは、「いかにして受験に合格するか」というところです。

今のシーズンなら受験が近いので、一般入試・推薦入試、公立校・私立校のどの学校に進学するかという相談を受けます。
子どもたちや保護者様は、学校と相談したうえで、最終的な決断は塾に委ねるという方が多く、その分責任感を感じています。

自分自身も勉強しながら、お話を聞いて的確なアドバイスができるように奮闘しているところです。
さらに、入試本番が近付くにつれて「受験を控えた生徒にどう言葉をかけたらよいか」などの心のケアも行っています。

また、姪浜校ならではの特徴として、個別授業と集団授業の職員室が同じ場所なので、受付スタッフだけでなく、個別指導スタッフも電話対応にあたることがあります。
電話では集団授業の授業内容について聞かれることが多く、わからないことが多くて最初は対応に困りました。

しかしこのような個別指導以外の仕事に関わる場面は、一つ一つがよい経験になっています。

生徒や保護者様、スタッフのポジティブな反応がやりがい

原田さんの仕事風景
仕事の中でやりがいを感じる場面はたくさんあります!

まず、私のアドバイスを生徒が実践してくれるととても嬉しいです。
例えば、「英語が難しい」という相談を受けて私の勉強方法を伝えたところ、「先生のやり方でやってみたらできるようになりました!」「最近勉強が楽しくなってきたかも!」と言ってくれた時は幸せな気持ちになりました。

生徒はもちろん、大学生アルバイトのチューターの先生方が「頑張ります!」と言ってくれる時もやりがいを感じますね。

先生が生徒のために「こんな授業をしたいんです!」「どんなふうに進めればよいですか?」と相談をしてくれた時に、私も一緒に充実感を感じています。
生徒はもちろん、チューターの先生方に楽しく仕事をしてもらうのも個別指導担当スタッフの大切な仕事なんだなと実感しています。

現在は、生徒とチューターの先生のマッチングを担当しています。
日々、先輩の吉塚先生にアドバイスをいただきながら取り組んでいるところです。

マッチングは毎回迷いますが、生徒や先生と直接話した時の印象から「この2人は波長が合いそうだな」と直感で組むことが多いですね。
吉塚先生にも「原田さんがこの2人の相性がよいと感じたのなら信じるよ」と言っていただいています。

私がマッチングしたチューターの先生を、生徒が「よかった」と言ってくれたり、保護者様に電話で「子どもが喜んでいました」「ありがとうございます!」とポジティブなお言葉をいただいた時も嬉しいですね。

さまざまな環境の子どもたちに選択肢を提案したい

原田さん面談風景
個別指導の生徒の中には、いろいろな事情があっておうちでゆっくり勉強ができない子どもたちもいます。

ある中3の女の子は、「家庭の事情で、家で勉強ができないから、私は塾に来てゆっくり勉強したい。ここが癒しです」とよく言っています。

ある日、彼女から「お母さんには言わないでほしいんだけど…」と家庭の相談を受けました。
なかなか塾に来られないことや、家では勉強する時間と場所がないことで、八方ふさがりの状態となり悩んでいました。

じっくり話を聞いてみると、忙しい中にもスキマ時間があることがわかり、「何曜日のこの時間は教室に自習においで」と伝えられました。
また、塾に来るだけでなく自宅でできるオプションのタブレット教材を提案し、保護者様にも納得していただいて、勉強を進めてもらっているところです。

最初は、「家庭の事情に立ち入ってもよいのかな?」という不安もありました。
それでも、勉強したい生徒のために「怖がらずに伝えてみよう」と思い、生徒本人や保護者様に提案をして、結果的に私がおすすめした教材を使っていただいています。

高校受験の本番に向けて、合格させてあげたいなと頑張っているところです。
何よりも、生徒本人が「勉強したい」という気持ちを持っていることが嬉しいので、なんとか応えたい気持ちでいっぱいです。

これからも、さまざまな環境や事情の子どもたち一人ひとりに向き合いながら選択肢を提案していきたいです。

個別指導を居場所として頼ってほしい

仕事をするうえで常に心がけていることは、生徒に「また個別指導に来たいな」と思ってもらえるように声をかけることです。

個別指導を、居場所の一つとして頼ってもらいたいですね。
学生時代の学習ボランティアでも、「この場所でしか人と接することができない」「家庭の事情から、この場所でしか勉強することができない」という子どもが多くいました。

「居場所を作りたい」という気持ちは、私自身に不登校の経験があったことも関わっていると思います。
中2の冬に、ささいなことがきっかけで、1~2ヶ月ほどパタッと学校に行けなくなった時期がありました。
だからこそ、悩みを抱えた子どもたちの気持ちに寄り添うことができるかなと思ったのも教育業界を選んだ理由の一つですね。

当時は、学校に行けないことで自分に自信がなくなったり家族に心配をかけたりしました。
それでも、今振り返ってみると「学校に行けない時期があっても、人生なんとかなるんだな」と思えているので、自分自身の経験も生徒や保護者様に伝えられたらいいなと思っています。

個別指導には、学校に通えない子や集団に混ざれない子も少なくありません。
彼らにとって安心して通える場所になれるように、90分の授業の間、学習に集中できる環境を作ったり、声かけによって心もサポートし、学べる環境を整えたいですね。
原田さんの仕事風景
個別指導の生徒の中には、学校の勉強につまずいてしまった子も多くいます。
学校での集団授業で勉強に遅れてしまうと、教室にいること自体が苦痛になる子も多いので、なんとか力になりたいです。

学習につまずいてしまった子に対しては、まずはわかるところまでさかのぼって勉強することを勧めています。
しっかり時間をとって学び、自信を積み上げることが大切です。

学習のメインは塾で先生と一緒に学ぶことですが、それぞれの苦手分野や学習ペースに合わせて学べるタブレット教材を取り入れてもらうこともあります。
時には「巻き返すなら今のうちですよ」と声をかけながら、学習に取り組んでもらっています。

休日は友人に会ってリフレッシュ

原田さんのプライベート写真
プライベートでは、最近は学生時代の友人と出かけることが増えました。

友人と一緒にショッピングをしたり、たくさん話をしてリフレッシュしています。
英進館は月曜日がお休みなので、友人とは日曜日の夜やたまたま休日が合う日に会っています。

私は元々インドアタイプなので、休日は基本的に家でゆっくり過ごしつつ、時には友人と遊びつつとバランスを大切にしていますね。

個別指導の始業は13時30分、終業は22時です。
先輩方のご協力のおかげで、残業もなく働かせていただいています。

周囲をサポートできるくらい余裕をもって働けるようになりたい

今後の目標は、まず、社会人として心に余裕をもって働けるようになることです。

まだ入社後1年も経っていない状態でわからないことだらけなので、いっぱいいっぱいになっているところが正直あります。
休日に好きなことを思う存分やれるくらいには、余裕をもって働けるようになりたいですね。

次のステップとしては、周りの人にプラスの影響を与えられる人になることです。
個別指導担当スタッフは、生徒やチューターの先生に自分の姿を見られる環境なので、私が働いている姿を見て「自分も頑張ろう!」と思ってもらえるような人になりたいです。

今は大学生のチューターの先生方に「大丈夫ですか?」「手伝いましょうか?」と言ってもらうことが多いので、もっと自分が余裕をもって周囲に気を配れるようになりたいですね。

英進館は安心して仕事に取り組める場所

原田さんと先輩
私自身、英進館でのアルバイトや通塾経験がない状態で入社しても、毎日楽しくやりがいを感じながらお仕事に取り組めています。

まだまだ手探り状態ではありますが、先輩方のサポートのおかげでここまで来れています。
英進館は先輩方がしっかり助けてくださって、新しいチャンスもくれる場所です。

子どもが好きで、目の前のことをきちんと頑張れる方なら、確実にやりがいを持ちながら自分を高められる場所だと思います。
臆せず、チャレンジしていただけると嬉しいです!
 

人事より|インタビューを終えて

中学時代にご自身が悩んだ経験から、子どもたちに寄り添う声かけを心がける原田さん。
一人ひとりの子どもたちの話に耳を傾け、具体的な解決策を提案する姿が印象的でした。

原田さんの真摯な姿は、すでに生徒の皆様やチューターの先生方のパワーになっているはずですよ!

これからも、原田さんのご活躍に期待しています!

英進館人事担当 南
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