――自己紹介をお願いします。

英進館 はなまる学習会の責任者をしております大坪一騎と申します。
英進館に入社して15年目で、花まる学習会は10年目です。

入社のきっかけは、子どもの頃にまわりの友達が英進館にとても楽しそうに通う姿を見ていたことです。

その後、大学時代に就職活動で「教育」と「子ども」という2つのキーワードを持っていたので、2つを持っている楽しそうな英進館に入社したいと考えました。

――普段はどんなお仕事をしていますか？

花まる学習会は、年長から小学校3年生を対象にした学習塾です。
学習の土台づくりと勉強の楽しさを伝えるコンテンツになります。

1日の流れは、11時に出社をして、職員同士のミーティングから始まります。

その後は、14時頃まで行い、1時間の休憩後をとります。

15時に各教室に異動して、16時には教室の準備、16時45分には外に立って子どもたちを出迎えます。

実際に授業を行うのは、17時から18時30分の1時間30分です。

授業終了後は、19時から一緒に入った教室担当者とミーティングをします。

その後、子どもたちの様子やその日の出来事、自分で考えたことを記録します。
通常は20時までに退社をします。

――花まる学習会と教師職の違いを教えてください。

私は15年の英進館生活の中で、高学年の教師職と花まる学習会の両方を担当した経験があります。

まず共通する部分でお話しますと、「一人ひとりの子どもに向かって授業をするところ」は変わりがないです。

異なる部分は、子どもたちとの接し方が全然違いますね。

元々高学年担当で算数・数学を教えていたのですが、その時とまったく異なり、低学年の子どもたちならではの特徴があります。

例えば、低学年の子どもたちは賑やかだったり元気だったり、体を動かしたりすることが大好きなので、それに適した対応が必要です。

また、大きな100点や大きな花まるに大変こだわりますので、子どもたちと一緒に盛り上がるような授業をしています。

――大変だったことや苦労したことはありますか？

低学年の子どもたちは本当に純粋なので、言葉遣いや声をかけるタイミングは常に意識しています。

そして、子どもをサポートされている保護者様は常に悩みを抱えていらっしゃいますので、悩みに寄り添い続けることを大切にしています。

問題が一つ解決して保護者様が笑顔になったからといって安心せずに、我が子のことを考え続けている保護者様に寄り添うことを常に考えています。

――花まる学習会に向いている方の特徴を教えてください。

向いている方は、「感動する人」ですね。

当たり前のことを当たり前に思わない方は向いています。
自分たち大人にとっては当たり前のことでも、子どもたちにとってはそれが常に新しい学びであったり成長している場面だったりするんですね。

例えば、椅子にちゃんと座れるとか、字が書けるとか。
鉛筆を90分持って勉強に向かい続けるというのも決して当たり前なことではなくて、子どもたちは常に一生懸命に意欲を高めながら学んでいます。

子どもたちの一つひとつの成長に気付き声をかけられる、そんな気持ちを持っている方は、ぜひこの花まる学習会に来ていただいて一緒に盛り上げてほしいなと思っています。

また、自己肯定感、成功体験を持っている方も花まる学習会に向いていますね。

――職場の雰囲気を教えてください。

職場のメンバーとは、出社時間の11時からそれぞれの教室に入る15時までは、職員室の同じ空間の中でコミュニケーションをとっています。

現在の花まる学習会という部署では、私が一番最年長です。
ほかのメンバーは世代が近く、世代が近いからこそ趣味や話の内容も合います。
仕事においても一緒にイベントを企画したりして、息がぴったりだと思います。

花まる学習会の授業スタイルは、高学年以上の授業と比べると雰囲気が独特です。
元気いっぱいに全力で90分間授業をしますので、ほかの先生と一緒に教室に入ることがあれば、完全に阿吽の呼吸で子どもたちを盛り上げています。

――帰宅後や休日は充実していますか？

英進館では、年間を通して休日はしっかり取得できます。

まず月曜日の休みが確実にあることと、1学期は日曜日も休みをいただいています。
2学期以降は体験会やイベントがあるので日曜日の出勤もありますが、公休日はしっかり休んでいます。

毎日だいたい21時には自宅に帰れています。
就寝前の子どもたちと会話をしたり残っている家事も携われるので、家族とのコミュニケーションもとれていますね。

月曜日休みは、個人的にはかなり嬉しいですね。
ショッピングモールや映画館は空いていますし、交通渋滞もありません。
のびのびとストレスフリーに楽しんでいます。

――入社後の流れを教えてください。

入社後は、4月から6月末まで研修を受けていただきます。

まずはしっかり「花まる学習会とは何か？」というところを学んでいただきます。
低学年の授業には、高学年とは異なる部分がたくさんあるからです。

研修内容は、午前中は座学、午後は現場研修として教室に出ていきます。

その後、7月1週目に関東の花まる学習会本部で実施されている試験を受けて、合格して晴れて授業に立つ資格を得ます。

――花まる学習会の責任者として気をつけていることを教えてください。

気をつけていることは、まずは話しかけやすい雰囲気を常に作ろうと思っています。

今まで一緒に仲間としてやってきて、私としては変わりはないんですが、距離が遠く感じられることがないよう意識しています。役職が付くことで話しかけづらい雰囲気になっては意味がありません。
そのため、相談しやすい雰囲気を作ろうと常に考えています。

また、勤務スタイルや就業の形も柔軟に変化させていこうと思っています。

英進館グループの年間スケジュールは、元々の学習塾の受験のスタイルに合わせてできあがっています。
しかし、そのまま花まる学習会にあてはまるかというと、決してそうではないんです。

花まる学習会の子どもたちは受験はありません。
なので、花まる学習会は英進館全体のスケジュールにそのまま合わせるのではなく、花まる学習会の子どもたちに合ったスタイルに切り替える方法もあるでしょう。

また、花まる学習会ならではのスケジュールに変えていくことで、職場で一緒に働く仲間たちが働きやすい環境に切り替わっていきます。

職場の仲間たちから提案があった場合は、必要とあらば柔軟に変化させていきたいと思っています。

――花まる学習会を目指す上で、学生時代にしておいたほうがよいことを教えてください。

花まる学習会を目指している方にお願いしたいことは、3つあります。

1つ目は、自分自身を深掘りしてほしいです。
まず、「自分が何が好きだったか」「何に心を動かされたか」ということを考えてみてください。

そして、まわりの大人たちから「これを言われて嬉しかった、やる気が出た」「これを言われて気持ちが落ち込んだ」ということも思い出してみてください。

いろいろな人と会話をしながら、自分の子ども時代を振り返ってみてほしいです。

塾講師というのは、子どもたちに勉強を教えることだけが仕事ではないんです。
テキスト作りやイベント企画など、たくさんの業務があります。

今までの人生で人と会話をして自分の意思を伝えたり、人の意見を聞いたりしたことが活かされる場面が必ずあるはずです。
なので、学生時代にたくさんの経験を積んでほしいと思います。

最後に3つ目は、花まる学習会の場合は特に「体力づくり」ですね。
元気いっぱいの低学年の子どもたちと授業をするには、体力は必須です。

――最後にメッセージをお願いします。

英進館 花まる学習会は、毎日刺激的な授業ができる仕事です。
特に、子どもたちと授業をする90分間は一体感が生まれます。

子どもたちの短期的・長期的な成長を見守るとともに、保護者様と一緒に子どもたちをサポートできるやりがいのある仕事です。

また、成長した子どもたちが将来私たちに会いに来てくれたり、講師や職員として仲間になってくれたりすることも魅力的です。

子どもたちの活気と元気が大好きな方は、ぜひ花まる学習会に来てください。待っています！

▼インタビューを動画で見たい方はこちら！