声に表情をのせる/営業 矢儀 万由子

2021/08/29

私の言葉が、英進館の言葉になる。
信頼して任せてくれる方々に、恩返しがしたい。
 

PROFILE

声に表情をのせる/営業 矢儀 万由子

矢儀 万由子

2020年中途入社

立命館大学出身
前職:ブライダル業界(2018年新卒)
英進館 受付担当スタッフ

コロナによって砕かれたブライダル業界での夢

私が転職を決意したのは、他でもなく、コロナが原因でした。

全国に式場を持つ企業の本部で、人事と広報の仕事をしていました。
人事として学生と接する傍ら、企業PRのお仕事を任されるなど、忙しいながらも学びの多い環境でした。

しかし2020年、コロナウイルスの感染拡大により、ほとんどの挙式が延期を余儀なくされました。

本社勤務であったため、全拠点分の数字の動向をリアルタイムで見ることができていたこともあり、危機感は募るばかり。

入社当時の、結婚式という文化がなくならない限り業界は存続するだろう、という読みが揺らいでしまったのです。

転職の決定打になったのは、地元福岡の式場がクローズしてしまったこと。
いつか地元の式場で働きたい、という夢が潰えたことで、決意が固まりました。

英進館は自分が働く未来が想像しやすかった

矢儀さんインタビュー風景
自分が好きなことを仕事にしたいという思いが強かったので、大学で学んだことや前職での経験を活かせる仕事を軸に転職先を探すことにしました。

人事の仕事では、高校生や大学生と日頃から接する機会が多くやりがいを感じていたことから、学生と関わることのできる教育業界に絞って企業をサーチしていました。

地元に戻るため福岡の企業を調べる中で、真っ先に出てきたのが英進館の受付職。
英進館は正社員募集でしたが、ほかの学習塾や専門学校の教務職などは契約社員での採用がほとんど。

また、中途採用の面接で風土、仕事内容などをじっくり説明してくれたのも、英進館だけでしたね。

選考に進む中で、自分が働く未来が想像しやすかったのも、入社への思いが強まった大きな理由でした。

入社してからは、天神本館2号館で受付の仕事をしていました。

入社前、ひとつだけ不安だったのが、残業時間。
就業時間は11時~20時なのですが、20時はまだ授業が行われている時間。

どうしても残業が発生してしまうだろうと思っていましたが、「まだ仕事残ってるの?早く帰りなよ。」と先輩から声をかけてもらうことも多く、必要な時しか残りません。

前職が残業が多い職場だったので、本当に帰っていいの?と思ってしまうくらい。
教育業界は忙しいイメージがありましたが、いい意味でギャップの大きかった部分ですね。

受付はさまざまな人と接する刺激的な仕事

来館される生徒や保護者の方を対応する受付職。
百貨店の受付カウンターのような仕事をイメージされる方もいらっしゃるかと思います。

ですが実際は、荷物を運んでいただく業者さんとのやりとりもありますし、天神本館に限ったことかもしれませんが、営業に来られる企業の方の対応もあります。

また教場内の先生方はもちろん、別教場の先生への連絡業務が発生することも。

生徒から「〇〇先生はいますか?」「〇〇先生に伝言をお願いします。」と取り次ぐ業務も多くありますから、対内外ともに多くの人と接する機会がある刺激的なお仕事です。

それに、早朝から夜遅くまで、毎日勉強しにくる生徒の姿を見ていると、情が湧いてしまって。
直接的な関わりは少ないけれど、心の中で頑張れ!って、ついつい帰る背中を見ながら応援してしまうんですよね。

3月には合格の報告に来てくれた生徒からの先生への取り次ぎが多くなるので、生徒の少しほっとした顔を見ると、私も嬉しい気持ちになってしまいます。

前職で学んだ教訓は英進館入社後も活きている

矢儀さんインタビュー風景
社会人になりたてのころ、私はよく「感情が顔に出ているよ。」と指摘されることが多く、指示で分からないことがあれば、不安からすぐに質問してしまっていました。

そんな私を変えてくれたのが、前職の先輩。
その方は人当たりがよく、社内外の人にも愛されている方で、私の研修期間中は、マンツーマンで指導をしてくださいました。

彼女に社会人としての基礎を、すべて教えていただいたと言っても過言ではありません。
毎日指導いただく中で、だんだんとその方が信用される秘訣がわかってきたんです。

彼女がよく説いてくださったのは、社内の人との関わり方。
「自分も相手も、常に気持ちよく仕事ができないとだめだよね。」と。

表情に不安が出ていたことを指摘されたのも、お互いが気持ちよく仕事をするため。
分からないことでもまずは自分で前向きに取り組んでみよう、その中で出てきた疑問点をリストアップして質問すればいい。

自分自身がより成長できる方法を教えていただきました。
今でも社内外の方と接する際、たびたび反芻する教訓になっていますね。
 
矢儀さんインタビュー風景

もともと、大学時代に音声表現を中心にアナウンスメント・日本語を勉強していたこともあり、対面でのコミュニケーションには慣れていました。

しかし、このご時世では対面よりも電話で相手と話す機会が多く、コミュニケーションの取り方に悩むことも多くありました。

悩んだ末に思いついたのが、声に表情をのせること。
通話するときは、ややオーバーリアクションぎみに声で感情表現をすることで、円滑な対話が成り立つようになりました。

クレーム対応では焦りから相手の誤解につながってしまうこともありますが、この対応を身につけてからはスムーズに対応・解決ができるようになり、先輩方からお褒めの言葉をいただくことも増えました。

知識を共有するためにマニュアルを作成

経験が活かせたことも多い反面、悔いの残る経験もあります。

入社当初、クラスの編成やテストの仕組みなどを理解していなかったために、保護者の方からの質問に即答できずお待たせしてしまったことです。

もっと知識をつけておけば、はやく答えられたのに。
受付で解決できず、他部署に問い合わせをしたせいで、回答に時間をかけすぎてしまったことが今でも心残り。

受付業務だけでなく、英進館の仕組みごと学んでいたら、と今でも自戒として記憶に残っている出来事です。

現在はすでに受付の仕事を離れ、営業として広報の仕事に携わっています。
異動の時につくったマニュアルは、今でも後輩が使ってくれているみたい。

マニュアルを作ろう、と思ったのも前職の経験から。
前職では異動が多い風土だったので、すぐに業務が引き継げるようにマニュアルが整備されている環境でした。

だから、自分の業務整理の意味も込めて、自分が研修で受けた内容をブラッシュアップしてまとめておきました。

前職から得た知見が、こうして今に生きて、誰かの役に立つものを残せるということが、嬉しいですね。

英進館には自由に発言し動かせてもらえる環境がある

矢儀さんの仕事風景
英進館で業務を行う中で、驚いたことがあります。
それは、社員を信頼して仕事を任せる風土があること。

きっと経験のある方もいらっしゃるかと思いますが、やっとの思いで作り上げた企画書は、さまざまな人の手に渡り手が加えられ、当初の意向から変わり果てた姿になって戻ってくることがほとんどです。

私も前職の企業が、ホールディングスの子会社だったこともあり、伝えたいことややりたいことが、何重ものフィルターを通してでしか実現できませんでした。

でも、英進館は違いました。
やりたいことは、上司・社長に即提言できる環境で、しかも「いいね、やってみなよ!」と、その場でOKが出る。

自分の意見や考えを、ストレートに実現することができるんです。同じホールディングス経営でも、こんなにも違うのかと最初は驚きましたね。

心のどこかで「会社って、こんなもんだよね。」と思っていたことが、瞬く間に塗り変わっていきました。

だから、保護者の方、生徒にどう広報したら反響があるだろう?と試行錯誤の段階から、任せてもらえています。

こうして自由に発言し、動かせてもらえるのも、私という人間を信頼してくれているからこそ。
この稀有な環境に感謝しつつ、私もその信頼に応えるために今奔走しているところです。

先日、全体会議の表彰式で使うパワーポイントを制作していたときのこと。
ふと、私もいつか表彰対象者としてこのパワポに載りたいな、と思ったんです。
私も先輩方に推薦してもらえるくらい、頑張りを認めてもらいたいなって。

今はまだ、先輩のお手伝いをしながら仕事を覚えている段階。
今後は、自分が中心となって動かす仕事をつくっていきたいですね。

もっと自分の意見を発信できるような知識やスキルを取り込んでいきたいし、業務改善や効率化のための視点も身につけなければ。

受付も営業も、生徒・保護者の方の生の声を受け取ることができる立場です。
さまざまなお仕事を、私という人間に対して任せてもらっている分、自分にしかできないことを見つけて、恩返ししていきたいと思います。
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