生徒とともに本気で泣き、心の底から喜び合える。
熱い「共感力」こそが、英進館の原動力です。
PROFILE
筒井 俊英
1969年福岡市生まれ。久留米大学附設中学・高校を経て東京大学へ進学。卒業後、英進館に入社。3年間で合格者記録を塗り替えた後、在職中の95年に九州大学医学部に入学し、2001年首席で卒業。九州大学病院に勤務後、2002年父親の跡を継いで英進館に復帰。2004年英進館社長就任。中学、高校、大学の全部門で全国でも圧倒的な合格実績を誇る進学塾に育て上げた。現在も現役講師として教壇に立つ。2019年、経産省「未来の教室」とEdTech研究会委員及び公益社団法人「全国学習塾協会」副会長就任。
現在は社長業の傍ら、小・中・高生の授業を受け持つ。
英進館は、緊急事態に強い会社です。
英進館は創業以来一度も、売上高が前年を下回ったことがありません。これまでバブル崩壊やリーマンショック、コロナ禍など、日本経済を揺るがすほどの危機に何度も直面しましたが、そのたびに結束して必要な対策をすぐさま講じ、乗り切ってきました。
43年連続成長中という現在地は、全職員が並外れた危機対応力を発揮してきた成果でもあるのです。
コロナ禍においても、最初の緊急事態宣言からわずか1週間でオンライン配信に切り替えたり、個別の学習進捗状況をリアルタイムで管理できるシステムやZoomによる自習室を設置したり、遠隔でも英進館らしい対面授業の価値を損なわない仕組みを、全員で考えに考え、試行錯誤を重ねた末に確立しました。
「みんな本当に頼もしい」と、英進館の“ここ一番”の強さをあらためて実感した出来事でした。
今後もよほどのことがない限り対応できそうです。
合格発表日の悔しさが、すべての原点。
英進館の職員が、危機的状況に結束して対処できる理由は何だと思いますか。経営を守りたいから? 合格実績を伸ばしたいから?
いずれも正解の一部ではありますが、核心ではありません。
有力校の合格者数で二番手三番手の進学塾にダブルスコア以上の差をつけ、さらに年々引き離している実績は、経営的には確かに、英進館最大の強みです。
でも、現場の教師はもちろん本部職員にも、「実績が伸びた」「差を広げた」と、無邪気に喜ぶ人は1人もいないでしょう。
受験に絶対はありません。
大半の生徒が志望校に合格する一方で、ごく少数ながら、残念な結果になるケースも出てきます。
何が何でも、絶対にこの子を合格させる。
そのために、時には本気で叱り、成績が少し伸びるたびに生徒の肩を叩いて喜び合った1年。
時間を忘れて、生徒の悩みを聞いた日もあったでしょう。居残りの特別補習を買って出たこともあったかもしれません。
志望校合格という目標を見据えて努力を重ねた経験は、いずれは生徒の中で、かけがえのない財産になります。
でも教師の中で、合格させてあげられなかった悔しさが消えることはありません。
悔しさはやがて、生徒の夢に心を重ねる共感力を鍛えながら、教師としてさらなる高みを目指す向上心に変わります。
1人の生徒に本気で向き合う共感力を、約600人の教師一人ひとりがそなえていること。
それが英進館のいちばんの強みであり、英進館を前に進める原動力になっています。
人は人によってしか動かされない。
私には、英進館の社長になるずっと前のことですが、医師として患者さんに向き合っていた時期があります。医師に求められるのは、常に冷静沈着であること。
患者さんの病状の変化に一喜一憂し、動揺を表情に出すようでは医師は務まりません。
それとは対照的に、英進館の教師は喜怒哀楽を素直に表現します。
入試前の激励会では、感極まって泣き出す教師もいるほどです。
つられて生徒も泣き出し、教室中に感激が充満する光景も、毎年繰り返されます。
涙は伝染しやすいものとはいえ、お互いの信頼関係がなければ、感情を動かすことはできません。
ともに泣き、笑い、本気で自分と向き合ってくれた教師が泣くからこそ、生徒も泣くのです。
英進館では、「感情の共有」を何より重視しています。
教科指導はもちろん、事業運営においても同様です。
採用面接でも共感力、つまり感情を共有できる人かどうかの見極めが合否を左右する、と言ってもいいでしょう。
進学塾の多くが志望者に課している模擬授業を一切行わない理由も、そこに通じます。
私たちが会いたいのは、「今、教壇に立てる人」ではなく、「いずれ、英進館の教師になれる人」だからです。
教育には何の興味もなく、英進館を受けたのも本音を言えば「なんとなく」だったのに、英進館で生徒にも保護者にも同僚にも信頼されるカリスマ教師になった人はたくさんいます。
実は私自身も、そんな教師(今も教壇に立つ現役教師です)の1人です。
先を見通しにくい昨今ですが、これからも英進館には、あなたを必要とし、あなたの本気を心待ちにする生徒が必ずいます。
もし興味を持たれたら、ぜひコンタクトを。
「教育に関することなら何でもやる」という将来の事業構想など、ここではお伝えできなかったテーマについて、あなたともっと話したい。
そう思っています。
数学担当教師にして代表取締役社長 筒井 俊英