英進館の採用チームは、何を見ているのか/人事インタビュー

2021/05/07

英進館の「求める人物像」とは?
教師と生徒の関わりは?
英進館らしい働き方とは?

豊富な現場経験を経て2020年に採用チームに加わった2人が、リラックスモードで語りつくします。

今回のトークテーマ

1 英進館の採用ポリシーは?:「こんな人に会いたい!仲間になりたい!」
2 そもそも、なぜ英進館へ?:採用担当者自身が「志望動機」を振り返る
3 講師時代、生徒の前で本気で泣いたことは?
4 「英進館らしさ」とは:英進館らしい施策、社内制度、福利厚生など

PROFILE

英進館の採用チームは、何を見ているのか/人事インタビュー

南 早紀

2010年新卒入社

熊本大学大学院 自然科学研究科修了
熊本で理科担当教師を6年務めた後、志願して花まる学習会へ異動
2020年11月、やはり自ら希望し、人事課に異動
現在はセミナーの進行のほか、新卒採用を担当(主任職)

英進館の採用チームは、何を見ているのか/人事インタビュー

阿部 今日子

2016年新卒入社

福岡教育大学教育学部 生涯スポーツ芸術課程(ピアノ専攻)卒業
中高時代に英進館で学んだ「卒館生」で、大学時代も4年間通して英進館でアルバイト
入社後はパスカルを経て2020年2月、人事部へ
新卒採用担当として、新卒採用とアルバイト採用を担当

面接では、自分の体験や価値観を熱く語ってほしい!

南さん:
私は2020年11月に人事部に異動したばかりですが、思った通り、採用の仕事は面白いですね。

阿部さん:
といいますと?

南さん:
やっぱり、いろんな人に会って話が聞けるのが面白いし、楽しい。そこに尽きるかな。

阿部さん:
同感です。
私も新卒採用を担当してまだ1年くらいですが、人は一人ひとり重ねてきた経験が違うし、同じように見える経験でも、感じ方や生かし方は本当に人それぞれなんだなと、面接のたびに思います。

一人ひとり個性も背景も違う生徒たちの力を伸ばすには、いろんな講師がいるべきだし、実際いろんなタイプの講師がいます。

多様な個性を持った人に英進館で活躍していただくためにも、面接では「どんな経験をしてきたか、どのような役割だったか、その時どう思ったのか」を、特に力を入れて聞くようにしています。

南さん:
教育への情熱は持っていてほしいと思う一方で、それをはかる明確な基準はない。
だからこそ面接では自分の思いや経験を思う存分表現してほしいと思います。

阿部さん:
わかります。
ただ「こういう経験をして、こう思いました!」と熱く語ってほしいのに、なかなか自分を見せてくれない時はちょっとヤキモキしますよね。

南さん:
そうだね!
だからこそ会話をしやすい雰囲気をつくることには気をつけています。
応募者の皆様が全力で選考に臨めるようにサポートしていきます!

阿部さん:
心強い!
英進館の採用活動ではその人らしい経験を重視し、面接で深掘りするのは、部活でもアルバイトでも、何かに打ち込んだ経験や他者と協力した経験。
粘り強さやチームプレーはどんな仕事をする上でも必要な力だと思います。

さらに教育者に向いている要素としては共感力があること。
共感力があるからこそ、頑張っている生徒はもちろん、頑張りたいけどどうしたらいいかわからないジレンマも含めて、生徒の悩みをしっかり理解したうえで、「こうしたらいいよ」と助言して一緒に前に進むことができます。

キーワードは「共感力」

英進館人事インタビュー風景
南さん:
共感力はキーワードですね!

最近私は子どもたちと芸能人が八の字縄跳びを100回連続で飛ぶ!という企画で、苦労しながら何度も試行する姿に泣きました。
私は共感力が高いのです!

阿部さん:
自己申告(笑)
そういうエピソードでなくても面接で話を深めていくうちに、その人の共感力の一端が見られるかもしれないと思います。

南さん:
きっかけは何でもいいんです。
殻を破って自分を表現すれば人は変われる、本来持っている資質とか可能性をのびのびと発揮できるはず。

英進館の面接が、自分の価値観を抑えずに解放するきっかけになるといいな、と。

もっと言えば、英進館に来れば変われるよ、と(笑)そんなことを思いながら日々の面接に臨んでいます。

阿部さん:
深いですよね、採用の仕事って…
今年の採用活動でいうと、航空業界など、目指していた業界がコロナの影響で難しくなった学生がかなりいましたよね。

そんな彼や彼女が、あらためて自分を見つめなおし、英進館を志望するに至る過程では、その人固有のこだわりや経験が必ず作用しているはず。

そこが知りたいし、採用担当として共感するポイントでもあります。

私自身、今ここにいるのは、目指す将来の方向性をシフトチェンジした結果でしたし。

南さん:
2番目のテーマに関わる話が出ましたね。

では次に私たちの志望動機について話しましょう!ではまず阿部さんからお願いします。

採用チームの2人が明かす、「英進館を選んだ理由」

阿部さんインタビュー風景
阿部さん:
私は、中高時代は生徒として、大学ではアルバイトとして、ずっと英進館に通った卒館生なんですね。

将来はピアニスト…音楽の先生じゃなく演奏家として生きていきたいと思っていたのですが、いろいろ悩んで別の生き方を模索した結果、英進館に入りたい!と。

いつも親身になってくれる英進館の先生方が大好きでしたし、もともと人見知りな方なのに、英進館ではなぜか自然に人と接することができました。

先生方とも、個別指導のアルバイトでも。

南さん:
私は「ノーベル賞を取る」「数学の公式に自分の名前を入れる」のが2大目標という生粋のリケジョで、学生時代は実験と研究に明け暮れました。

阿部さん:
理系の志望者や内定者と、よくその話で盛り上がってますよね。

南さん:
ただ研究って成果が出る保証はないし、出るとしても何年、何十年とかかる。

もっと早く結果がほしいけど…と悩んだ時に、ずっと家庭教師のアルバイトをしていたこともあって、受験指導なら毎年結果が出せるんじゃないか、と。

最終的に英進館を選んだ決め手は、筒井社長の言葉でした。

阿部さん:
「人は人によってしか動かされない」、ですよね。
私も強く影響を受けています。

人事に異動する際も、社長に「人が好きなら、(人事に)向いているんじゃないか」と言ってもらえて、ものすごく前向きになれました。

南さん:
…というような感じで、面接では自分の思いや経験を語ってもらえたらいいのかな、と思います。

このパートはこれくらいにして、次のテーマに行きましょうか。

「生徒の前で本気で泣いた人:63.9%」は低すぎるかも!?

人事インタビュー風景
南さん:
これは「英進館あるある」ですね。
前に実施した社内アンケートで「指導を通して本気で泣いたことがある人」が63.9%でした。

6割以上も!?と思う人も多いでしょうが、現場の実感としては「え!それだけ?」という印象です。

阿部さん:
実際、泣きますよね。
1年間、生徒と一緒に悩みを乗り越えながら頑張る。

結果が伴わなかったとしても、ひとつの目標に向かってやり切った経験は、生徒にとっても講師にとっても、かけがえのない財産です。

私はいつも、目の前にいる生徒たちの人生に何かしら影響を与えたいと願いながら教壇に立っていましたが、卒館後に声をかけてくれたりしたら、ああ思いが通じたのかな、と。

…思い出しただけで泣きそうですもん。

南さん:
いいよ、涙流して(笑)

阿部さん:
今日は撮影が入っているので我慢します(笑)

泣くといえば、高校受験本番の前に行う激励会。
あれを泣かずに終えるなんて、私には不可能です。

南さん:
ふだんから、生徒たちを少しでも高めたい!と、ものすごい熱量を持って指導するんだけど、なかなか伝わらない。

阿部さん:
もちろん、厳しい指導の奥にある生徒への思いは、押し付けになるだけだからふだんは絶対に言わない。

南さん:
そうそう。それで、ある時点で思いが伝わって伸びたと思っても、次の壁にぶつかると、やっぱり伝わらない。

伝わって伸びる、伝わらずに停滞、また伝わって、また少し伸びる…その集大成が受験です。

激励会で生徒たちに初めて、こんな気持ちでみんなと接してきたんだよ!今までやってきたことを全部出してきてね!という話をするんですが、感情が爆発して涙があとからあとから…

阿部さん:
生徒たちもみんな大泣きですよね。

南さん:
英進館の講師は、自分のことを本気で心配して本気で叱って、本気で一緒に喜んでくれる、保護者以外では唯一かもしれない大人。

そのことが生徒に初めて伝わる日が、激励会。

あくまで私個人の意見ですが、間違ってないと思います。

阿部さん:
中高時代も講師時代も、激励会の感激は忘れられないですね。

卒館生の仲間とは、今もすごく仲がいいですし。

南さん:
あと、激励会で泣くことには、受験直前に一度感情を溢れ出させることで、落ち着いて実力を発揮できるコンディションをつくる意味合いもあると思います。

阿部さん:
まさに「人は人によってしか動かされない」。

激励会は英進館らしさの象徴かもしれないですね。

教育を前に進める意志の強さは、どこにも負けない!

南さん仕事風景
南さん:
気がつけば自然と最後のテーマに…。

「英進館らしさ」について。これはもう、話題がありすぎるほどあって、いくらでも話せますね。

阿部さん:
主任登用の仕組みも英進館らしいですよね。
英進館のキャリアアップの第一ステップは主任。

ステップアップするための最初の関門ですが、毎年行われる登用試験には入社1年目からチャレンジできます。

南さん:
私も1年目から受け続けて、7年目で合格しました。

阿部さん:
前から聞こうと思ってたんですが、なんで1年目から受けたんですか?

南さん:
理由はすごくシンプルで、当時お世話になっていた教室長に恩返ししたかったから。

教室長の指導のもと、早い段階からこんなに成長した社員がいると、全社にアピールしたかったというか。

阿部さんは5年目ですが、そろそろ…?

阿部さん:
今までは、ちょっとまだ早いかな、と。

同期に「あいつ調子に乗ってるな」とか思われそうで(笑)それは冗談ですが、本当の理由は、職員テストで満点取れてないから。

やっぱりテストは講師の基本なので、満点取れたら受けようかと…

南さん:
読んでいる人のために説明すると、英進館では職員にも毎年、担当科目のテストがあるんです。

阿部さん:
なぜか毎年1、2問、ケアレスミスしてしまうんですよね。

それが2020年、ついに満点を! ところが…コロナの影響で登用試験が中止に。

南さん:
じゃあ、2021年チャレンジだね!

阿部さん:
私は少し遅れたけど、南さんに限らず1年目2年目から受ける職員がたくさんいます。

英進館は女性が長く働ける環境整備に力を入れていて、教育業界では突出しているといってもいいくらいですが、もっともっと前に進めたい。

そのためにも、まずは主任登用試験に合格して、発言力を高めたいと思っています。
人事インタビュー風景
南さん:
いいですね。私も応援するよ!

いま阿部さんが少し触れた女性職員の働き方改革の成果は本当に目覚ましくて、たとえば育休からの復帰率100%だったり。

阿部さん:
どんな職種も子育ての両立は難しく感じるかもしれないけれど、教務や総務、教材開発など、いろんな職種の中でライフスタイルに合わせた仕事の仕方を相談できます。

時短勤務も可能なんですよね。

南さん:
制度でいえば、毎月の科目研修会も英進館ならではの施策でしょうね。

阿部さん:
だと思います。
教師の経験年数や地域によって教え方や教えるレベルに格差が生じないように、毎月集まって意識とスキルを揃える研修会です。

普段会えない職員同士の貴重な情報交換の場にもなっています。

南さん:
新しいツールのリテラシーもあっという間に浸透するよね。

2020年4月、「スクールタクト」を導入した時もそうでした。

阿部さん:
スクールタクトというのは、中1生全員にiPadを支給し、授業の到達度と効率を飛躍させる試みです。

誰かの意見を図解付きで全員で共有できるなど、一人ひとりが自分専用の電子黒板を持つイメージですね。

英進館では最初の緊急事態宣言が出たと同時に全教室でリモート授業に切り替えましたが、iPadを貸与していたことはオンライン授業を実施する上でも役に立ちました。

南さん:
それにしても、教師全員がたった1週間で、授業で使いこなすレベルに達しましたよね。

私は当時まだシンガポール校にいましたが、日本よりICT教育がずっと進んだ国から見ていて、英進館ってやっぱりスゴイ、時代がどんなに変化しても、英進館なら大丈夫だと再認識できました。

阿部さん:
私はあの時すでに人事にいましたが、はたから見ていても本当にすごかったです。

スクールタクトの例を見ても、英進館の「教育を前に進める意志」はどこよりも強いと思う。

そのために、できることがあれば躊躇なく形にしていく熱意を、社長以下、全職員が共有しています。

南さん:
だから英進館は「選ばれる」んだと思います。
生徒にも保護者の方にも、地域社会にも。

業績の話をすると、英進館の売上高は創業以来ずっと右肩上がり。

少子化の中で教育業界の将来性をネガティブに語る議論もあるけど、英進館には無縁だと断言したいですね。

阿部さん:
ほかにも話したいことはいっぱいあるけど、すでに長すぎるくらい長くなっているので、今日はこのくらいにしましょうか…

南さん:
そうですね、続きはぜひ、説明会で。
まだまだ、とっておきの話題がたくさんありますよ。

それでは皆さん、最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
  • TOP
  • BLOG
  • 英進館の採用チームは、何を見ているのか/人事インタビュー