教師

【社員インタビュー】中原 沙耶/英語

出身大学:西南学院大学 文学部 英文学科 入社:2020年(2年目)

ただの”試験勉強”としてではなく、言語を学ぶ面白さと楽しさを伝えたい!

英進館で英語教師をしている私ですが、もとから英語が得意だったわけではありません。どっちかと言えば、苦手科目。単語や文法、構文をとにかく頭に詰め込んで、毎回のテストを乗り切ることで精一杯でした。そんな私を変えたのは、中学時代の英語の授業がきっかけ。その先生は、英語を”教科”としてではなく、”言語”として、私たちに教えてくれたのです。ただテストのためだけに構文や単語を覚えるのではなく、世界の共通言語としての英語を学べるような授業でした。


例えば、マライア・キャリーの「All I Want for Christmas Is You」という曲。歌詞を見ながら、「All I Want」で熟語を紹介したり、「Make me happy」で使役動詞を覚えたり。文法的に省略されている関係代名詞をみんなで当ててみるとか。
そんな日常的に使われるフレーズから、英語の授業をしてくれる先生でした。テキストや単語帳の味けない文章よりも、歌や映画から日常会話や単語を見聞きする方が記憶に残りますよね。実際、私も生の英語に触れるようになってから、どんどん英語は上達、あっという間に英語が得意教科になりました。海外のことにも興味が沸いて、自分から歌や洋画を観るように。「英語はただの試験科目ではなくて、言葉なの。英語力を身につけられれば、これから先いつでもどこに行っても通用するコミュニケーションスキルがついて来るから。」先生の言葉と教えてくれた英語は、中学生の私には大きすぎるほどの影響を与えることとなりました。
高校進学後も「社会で通用する英語スキルを極めたい!」と文学部英文学科のある大学を目指して猛勉強。志望する学科に合格してからは、生の英語に触れたいという気持ちが大きかったので、ネイティブの教授のもとで、海外の映画から英語を研究するゼミに入室しました。また同時に、中学時代の恩師の背中を追うため、勉強に明け暮れる日々を過ごしました。しかし、大学4年次の教育実習で思わぬ誤算が。

自分が学生の時はわからなかったことでしたが、学校の教員は授業だけではなく、部活動や生徒指導などの業務も並行して行わなければならないため、教師の仕事は多忙を極めていたのです。自分がそうであったように「英語を好きになってもらえるような授業がしたい、でも授業ばかりに専念できるわけもない」ともやもやを抱えたまま受けた教員採用試験。結果は、不合格でした。今思えば、「全力で教員になりたい!」とは思えていなかったのかも。
一般企業への就職に気持ちを切り替えて、就活をスタートした時に出会ったのが、英進館でした。説明会では、人事の方がキラキラ光って見えて、「この人たちと一緒に働きたい!」って直感で思ったんです。企業研究をするうちに惹かれたのは、他の塾と異なり一科目に専念して教えられるというメリット。「英進館ならば、自分の夢を果たせるのではないか?」そう考えた私は、教員試験の再チャレンジを推してくれていた両親を説得し、英進館への入社を決めました。

入社後すぐに緊急事態宣言が発令されたこともあり、授業はほぼオンラインで行うことに。英進館としても初の試みでしたから、それはそれは戸惑いました。対面の授業ですらまだ慣れていないのに、「オンライン授業なんて私にできるの?」と最初はとにかく不安でしたね。でも、実際に顔を合わせないからこそ「〇〇さん、わかった?」と名指しで質問したり、積極的に一人ひとりとコミュニケーションを取るようにしていたら、だんだんと緊張もほぐれてきて、オンラインだと、それぞれの生徒の映像横に名前が表示されるので、名前もすぐに覚えられました。対面での授業に戻ってからは、「コロナの大変な時期を乗り越えたから、大丈夫!」と大分自信もついていたように思います。
先輩の教師には当日のミスを防ぐために、事前に板書を共有して授業内容を相談しています。ほぼ毎日質問の時間を取ってもらっていますね。授業で心がけているのは、ただ頭に詰め込むだけの授業ではなくて、英語を楽しんで勉強してもらうこと。その方が記憶に定着することは、自分で実証済みですから。例えば生徒の部活や趣味を聞いて、自己紹介を英語でしてもらったり、季節によって、歌や映画のワンフレーズを紹介したり。恩師の受け売りですが、英語をもっと身近に感じてもらえるような授業を日々考えています。一番難しいのは「楽しい」と「分かりやすさ」のバランス。授業の40分をどう使うかが、教師としての腕の見せ所ですから。楽しいだけじゃ成績は上がらないし、分かりやすいだけでは記憶に残らない。これは経験を積みながら、丁度いい授業のあり方を模索するしかなさそうです。

まだまだ入社1年目、中学時代の恩師のように、誰かの人生を変えてしまうほどの面白い授業ができている自信はありません。教師としての経験も足りないし、英語の勉強ももっとしなきゃいけない。でもいつの日か、私にしかできない英語の授業を編み出したい。そして「先生の授業のおかげで、英語が得意になりました!」って言われたいな、なんて思うんです。