花まる学習会

【社員インタビュー】南部 明日香/花まる学習会

出身大学:九州共立大学 経済学部 経済経営学科 入社:2015年(8年目)

大人にない視点で物事を捉える生徒たち。 毎日、感動しまくりです!

英進館に入社してすぐ、上司に「あなたは尖った人間だから、英進館でのキャリアは、きっと茨の道になるよ。」と言われたのを今でも覚えています。あの時上司に声をかけて貰わなかったら、私はきっともうこの会社にいなかっただろうな…と思えるくらいに、衝撃的な一言でした。
小学生の時から続けていたバスケットボールがきっかけで、高校教師を目指していた私。中学生時代のミニバスコーチや高校の部活顧問に恵まれたこともあり、プレイヤーとしてではなく指導者としてスポーツに関わりたかったんです。そのために教員免許が取れる大学に入学して、教職の授業を履修していたのですが…大学4年次に行った教育実習で違和感をおぼえ、急遽進路を変更することに。教員の部活に関わる時間の短さ、そして、高校教師として生徒に与える精神的影響の少なさを痛感したことが原因でした。
教員になるからには、生徒の性格や人格形成の部分に携わりたいと思っていたのですが、実際自分が大学生になってから関わる「高校生」は、自分が思うよりもはるかに「大人」でしたね。そこではじめて私が接するべきは、高校生ではなく、幼稚園・小学校低学年の子どもたちだと気づいたのです。
元から子どもと遊ぶことが好きでしたし、ボランティアをしたりと児童福祉に興味があったことから、保育士や福祉施設職員として働く道も考えました。でも、当時の私はとにかく社会に出て、自立がしたかった。今自分が持っているスキルや知識、興味の分野において、自分ができることを探すことにしたのです。

そんな業界を絞りに絞った就職活動で、英進館に出会いました。もともと卒館生だったという贔屓目もありましたが(笑)、「自立した社会人の育成」という掲げるビジョンと、社長の「人は人によってしか動かされない」という言葉に見事に撃ち抜かれました。というのも、受験というひとつの目標に向けてのみ指導を行う他塾と比べて、総合学習として教育を提供する英進館は、なによりわたしの「人格形成に携わる」という動機とマッチしていたのです。
もちろん入社後の配属希望は、年少〜小学校低学年向けの授業を行う「花まる学習会」。パズルや積木、簡単な文章題などの学習を通して、思考力や学習への意欲を高めるのが目的です。低学年クラスを担当して思うのは、生徒たちはスポンジのようになんでも吸収して、水のようにどんな形にでもなれてしまうということ。小さなことでも成功体験を積んでメキメキ自信をつけていく彼らを見ていると、人間には無限の可能性があると思わされますね。

この前四字熟語の授業をした後、一人の生徒が私の近くに寄ってきて「なんびー(私のニックネームです)って、”八方美人”だよね!」ってにっこり笑顔で言うんです。きっと褒め言葉として使ってくれたのでしょうけど、つい笑ってしまいました。生徒が純粋な感性で享受して、自由に放出できる場所でありたいと思った瞬間でした。きっとこの日のことは、一生忘れません。
生徒にとって私は、友人でも、学校の先生でもない。ただひとりの”なんびー”という人間なんです。だから生徒と私は対等でありたい。生徒を一人の人間として見るからこそ、一人ひとりに合った言葉が出て来る。幼いからといって、赤ちゃん言葉で話すこともしません。そうでないと、生徒も素の自分で接してくれないと思うから。難しいですけどね。
そういう接し方ができるようになったのは、花まる学習会本部の高濱代表が言っていた「原因は自分にある」という言葉がきっかけ。簡単な問題なのに、「どうしてわかってくれないんだろう?」と生徒にばかり求めていた原因を、「じゃあどうしたらわかってくれるだろう?」と考え直せるようになりました。入社して7年目になる今も「なんで?どうして?」と思った瞬間、反芻する言葉ですね。
だから生徒に向けて言う言葉には、細心の注意を払っています。花まるの生徒は、まだ幼い子どもたち。繊細で、未熟です。私が何気なく放った一言でも、将来の生徒の性格や考え方に大きな影響を及ぼすかもしれない。

実際、小学三年生の時に宿題をサボった生徒に対して「宿題はしなくても大人になれるけど、約束を破る人は立派な大人になれないよ。」と私が言ったことを、小学六年生になった今でも覚えてくれている生徒だっています。逆に、言わなければよかったなと思う言葉もたくさんある。そんな責任と、付き合っていかなければいけない仕事なんですよね。
部活動で自分自身やメンバーを律することが多かった学生時代。人一倍正義感の強い性格だったと思います。入社してすぐは、挨拶を徹底させたり脱いだ靴を揃えさせるだとか、些細なことができないだけで厳しく接していたと思います。そんな私を見て、上司が言ったのが「君は尖った人間だね。」という言葉でした。

でも上司は、尖った部分を削るのではなく英進館で色んなことを吸収し学ぶことで、その尖りを覆っていくのはどうか?と、私の個性を受け入れてくれました。物事全てを正しいことか、間違ったことかの二択で考えていた私が、「この人はこう考えたから、こんな行動をしたのかも?」と少しずつ相手に歩み寄ることができるようになったのです。本当に大きな変化でした。あの時声をかけてもらっていなかったら、もう私は英進館にいないだろうし、結婚もできていなかったでしょうね…(笑)。

上司の一言が私の人生を変えてくれたように、私の言葉も生徒の人生の一片にでも、影響を与えるような言葉であればいいなと思いますね。