パスカル

【社員インタビュー】狩生大地/個別指導パスカル

出身大学:九州国際大学 経済学部 経済学科 入社:2016年(6年目)

”先生”じゃなくていい。 生徒にとって、本音で話せる大人でありたい。

教育業界を目指すきっかけになったのは、中学の社会科の先生。その人は当時私が所属していた野球部の顧問でもありました。先生のように野球を通して生徒と関わりながら、授業で社会の面白さを伝えていく、そんな教員になりたかった。大学でも教職の授業を取り、教育実習にも行きました。でも、理想と現実は大きく違っていました。周りの教員は生徒指導や授業準備など、目の前の業務に追われて、忙しそうで、教員として学校に戻ったとしても、生徒と関わる時間はそう多くないことを知りました。

英進館に入社を決めたのも、個別指導に配属希望を出したのも、やはり生徒一人ひとりとの時間を少しでも多く確保したかったから。英進館の掲げる「自立した社会人の育成」という考え方も、生徒の人生にとって素地となるものを育てていきたい、という私の気持ちとマッチしていたように思います。
個別指導パスカルでの仕事は、生徒や大学生チューターのマネジメントが主な業務。授業中はチューターと生徒の会話を聞いたり、様子を見たりしながら教室を回ります。「テストの点数上がっていました!」と明るい声が聞こえた時は、嬉しいですね。つい私もブースに行って、よかったねと声をかけてしまいます。

集団授業と違って、個別指導は決められたカリキュラムはありません。生徒の理解度や苦手分野に合わせて学習内容をカスタマイズすることができます。だからこそ、チューターと生徒との間に立って、生徒のことを知りながら最適な教材や指導方針を決めていく必要があります。いわば仲介役みたいなポジションですね。
授業外でも、学校での出来事や趣味の話題など、さまざまな会話を生徒とするようにしています。最初から勉強の話をしても身構えられてしまうので、部活の話や好きなアニメの話題を振って、徐々に距離を詰めていくのが私の常套手段(笑)。はじめは聞いたことしか答えてくれなかった生徒でも、授業中の休み時間に自分から話しに来てくれるようになることもあります。生徒との何気ないコミュニケーションの積み重ねが、信用してもらう第一歩なんだなって思いますね。

生徒一人ひとりと共有する時間の長さと濃さ、そして得られる信頼の実感は個別指導ならでは。就活時代、学校教員の理想と現実のギャップで揺れていた私にとって、英進館での仕事は天職だと思います。
一年目の時、先輩に「生徒にとって、話を聞いてくれる人でありなさい。」と言われたことがあります。それを聞いて、私は正直ハッとしました。遅刻や宿題を忘れた生徒に対して、どうしてそうしたのかを聞かずに、一方的に叱るだけになっていたかもしれない、と。私がすべきことは、悪い行いを正す生徒指導ではなくて、今後どうすれば出来るか生徒と話し合うことなのに…。

一方的な指導では、生徒の考えていることや本音は話してもらえませんから。今でも時折、先輩のアドバイスを思い出して、生徒と対等な立場で話せているか考えますね。「狩生先生になら、本当のことを話しても大丈夫。」と、生徒に自己開示してもらえる存在でいることを常に心がけています。

そう意識するようになってからは、生徒からの相談も格段に増えました。勉強と部活の両立に思い悩む生徒からの相談だったり、いつもは明るい生徒が、受験への不安をぽつりと話してくれたり。実体験をもとに語れることはあれど、やはり専門的な知識が必要なときも多々あります。チューターからも「中3のこの時期、どんな風に勉強指導したらいいですか?」と聞かれることもありますしね。自分だけでは解決できない問題は、すぐに集団授業の先生に相談しに行くようにしています。

そこは、さすが英進館というべきでしょうか。今までの実績やデータをもとに相談に乗ってくれますし、何よりノウハウを持った先生が集まる頼もしさがあります。頼れる教師の方を見ていると、はやく知識と経験を積んで引き出しを増やしたいと思いますね。

生徒のことについて一人で背負う必要はありません。困った時はチューターに相談してもいいし、先輩教師にアドバイスを仰いでもいい。相談しに行っても、誰も嫌な顔をしないんですよね。色々な人の知識や経験を借りながら、生徒を一緒に育てていくという意識がある。英進館の良さのひとつだなって思います。
集団授業ほど大きな激励会のない個別指導ですが、結果の報告に来てくれる受験生は多いですね。見事判定をひっくり返して合格を勝ち取った生徒もいれば、残念な結果でも報告に来てくれる生徒もいます。毎年のように「高校受験が人生の全てじゃないからね。」と言いつつ、自分のことのように悔しくなってしまうのが本音ですが…。それでも、最後の報告をするために、教室に足を運んでくれたことが嬉しい。あの時、英進館で一生懸命努力してよかった、本音で話せる人がいてよかったと、自分が関わるすべての生徒が思ってくれたら。私はそれだけで、英進館にいる意味があると思えるのです。