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【社員インタビュー】河津 優/東進衛星予備校

出身大学:九州大学工学部 地球環境工学科 九州大学大学院 海洋システム工学 専攻 工学府 入社:2020年(2年目)

自分の一言で、生徒の目の色が変わる瞬間。合格への後押しができるのは、教師だけじゃないと思える。

現役時代は東進生、浪人中は別の予備校生だった私。特段仲の良い先生はいませんでしたが、大学合格の報告には英進館の東進の校舎にも顔を出しました。その時対応してくれた先生から「東進でアルバイトしてみない?」と声をかけられ、誘われるがまま担任助手として東進で働くことに決めました。この決断が、私の人生を大きく変えることになろうとは思いもよらずに。

当時の私は、”超”の付く人見知り。高校時代は、誰とも挨拶せずに帰宅するような生徒でした。そんな私が「担任助手としてやっていけるのか?」という不安もありましたが、ここで人見知りな性格を変えたい、と決意し入社。1年目は怒られるたびに辞めたくなる気持ちを抑えながら(笑)、自分の成長のためだと言い聞かせて、勤務を続けていましたね。2年目くらいから、段々と生徒や教師と接するのに慣れてきて。気づけば生徒やアルバイト同士で話すことが楽しくて仕方がなくなっていました。思い返せば、大学よりも東進にいた時間の方が長かったかもしれません。
大学では造船技術を学んでいたこともあり、就職活動では造船業界のインターンシップに参加。本選考でも何社か内定をいただいていました。しかし、将来の自分について考えたとき、「このままでいいんだろうか?」とふと思ったのです。機械いじりが好きだったからなんとなく工学部を選んで、なんとなく周りの友人に合わせて修士課程まで進んで、流れで就職先を決めようとしてやしないかと。東進でのアルバイトは唯一自分の意志でやると決めて、6年間続けてきたこと。何より自分を変えてくれた場所で、このまま働き続けたいという思いが次第に強くなってきて、悩んだ末、造船会社の内定を辞退。教授からの推薦による内定を辞退した形になったので、申し訳なさから大学院を中退することにしました。
学生アルバイト時代は、10〜15名の生徒の授業の進行管理などをしていましたが、入社後は在籍する生徒約240名を管理するようになり、業務の幅も圧倒的に広がりました。アルバイトの担任助手を通して、生徒の様子を把握したり、アルバイトの担任助手たちの指導を行うなど、ある程度教場全体を俯瞰しながら動く業務がメイン。直接授業をしないからこそ、生徒の成績や志望校、受講の進捗状況を頭に入れた上で生徒と会話をするようにしています。

私がこの仕事をしていて一番嬉しいのは、テストの点数が上がった報告や合格を知らせてくれる生徒の声。そして「春から東進でアルバイトします!」と生徒が後輩として入社してくれること。自分が顧問として見守っていた部活の生徒が、コーチとして入部してくれるような感覚ですね。
教場責任者として、やるべきことはただ一つ。生徒たちがとにかく、勉強に集中できる環境を整えること。そのために、成績が伸び悩んでいる生徒に対して、不安の払拭と勉強に時間を割くためのアドバイスをしています。

受験に対する漠然とした不安感を拭うために必要なのは、今何をすべきなのかを明確にしてあげること、そして頑張りを可視化してあげることです。毎日少しずつでも努力した結果を可視化していけば、少しずつでも自信になります。担任助手から生徒の様子を聞き、気になる生徒には必ず声をかけて話を聞く。もし勉強へのモチベーションが下がっているなら、その原因と解決方法を一緒に考えます。だから生徒との会話を大事にしていますし、受講の進捗やテストの結果など、客観的な数字データを頭に入れておく必要があります。

そうは言っても、生徒全員の調子を毎日見ることは難しい。だから、校舎内の掲示物で受講の進捗状況やテストの結果は一斉に張り出しをすることにしています。数字が見えることで自信をつける生徒もいれば、同級生との差に驚き焦る生徒もいます。周りの生徒を含めて状況を可視化してあげることで、生徒のモチベーション管理や意識向上を図るようにしています。自然と生徒が勉強に集中したくなるような環境を整えること、それこそが掲示の目的でもあるのです。
受験は、本番の点数が全て。努力した過程は評価に入りません。少なくとも私は、生徒一人ひとりが努力し、成功体験を積み上げた過程を見届けたいし、褒めてあげたいと思う。将来の話や、勉強の話…様々な話題で生徒と話しているとき、ふと生徒の目の色が変わる瞬間があります。面談で私が言った一言に悔し涙を見せた翌日、ひたすらに勉強に向かう生徒もいる。そんな瞬間を沢山見てきたからこそ、直接授業はしなくとも、生徒を合格に導くことができると思えるんですよね。

悩む生徒の背中をほんの少しだけ押してあげること、そして、常に生徒が精一杯努力できる場所として東進を守り続けること。それが、私の英進館での使命です。