「勉強しなさい」と言わずに生徒を動かす?先輩社員が明かす、自ら学ぶ姿勢を育てる「PDCA」の回し方

2026/08/05

こんにちは!英進館株式会社人事部の阿部です。

「生徒がなかなか勉強に取り組んでくれない」「勉強方法を教えても、なかなか行動に移してくれない」――教育の現場では、このような悩みに向き合う場面が少なくありません。

実は、先生の役割は勉強を教えることだけではありません。生徒が自ら考え、行動し、成長していけるようサポートすることも大切な仕事です。

その際に重要になるのが「PDCA」です。PDCAとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(振り返り)→Action(改善)のサイクルを繰り返しながら、より良い結果を目指していく考え方。社会人になってからもよく使われるフレームワークですが、実は学習指導にも活かされています。

今回は、英進館の先生たちに「生徒自身がPDCAを回せるようになるために、どのような工夫をしているのか」を聞いてみました。そこから見えてきたのは、生徒のやる気や成長を引き出すための“仕組みづくり”でした。

■生徒自身が目標設定する仕組みをつくる

眞喜屋 憲司(新宮校 教室長)

それぞれ無理のない目標を立てさせます。それが達成できたらまずは褒めて、徐々に自分から前のめりに勉強に取り組むように声掛けをします。やっていない子もそれを見て「やろうとする空気感」が自然と醸成され、周りに前向きな生徒が増えることで、少しずつ目標を立てるようになっていきます。

毎回の小テストでも、始める前に必ず教師から合格ラインの点数を伝え、その目標点を自分で名前の横に書かせています。目標点に達しなかった子は直ぐにやり直しをする(振り返る)ように指導しています。

■具体的な計画を立てて実行し、事実確認を通じて改善策を明確に

長尾 裕高(光の森校 教室長)

可能な限り最小単位まで「因数分解」してから、すなわち取り組むべき項目を可視化してから計画を立てるように伝えています。
抽象的なプラン(例:「英語を勉強する」)は挫折の元です。計画を立てる際「何を・どのくらい・いつまでにやるか」まで書き込ませます。
例えば「英単語帳の1~20ページを紙に書いて15分で暗記する」のように迷わず着手できるレベルまで具体化し、行動開始への心理的障壁を排除します。

計画したことが終わったら、ポジティブな「事実確認」に徹しています。
多くの生徒はできなかったことに対して「反省(=自分を責める)」のみに傾注してしまい、PDCAが止まります。「なぜできなかったか」ではなく「どうすればあと5分長くできるか?」といった改善策に集中させます。
感情を切り離し、仕組みの改善に目を向けさせることで、振り返りをネガティブな「苦行」からポジティブな「攻略」へと変えます。

■受験までの残り時間を逆算して「今日という日の重要性」を伝える

板澤 正晶(個別指導部 ブロック長)

365日÷科目数で残り時間を具体的に説明します。
例えば高校受験であれば、中学2年の終わり時点で365÷5で、1科目あたり約70日しか使えないことを説明します。また社会科であれば地理・歴史・公民の3分野があるため、1分野あたり約20日少々しか使えない。さらに歴史の時代は15~16ほどあるため「江戸時代の授業は受験までで今日が最後だよ」のように、数字的な裏付けを示すことで「今この時間がいかに重要であるか」という提言に説得力を持たせます。


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■小テストを最小単位のPDCAとして活用

齋藤 慶典(朝倉街道校 教室長)

範囲の決まった小テストにこだわりを持たせ、それが実力テスト、定期考査、公開模試、入試へとつながるという意義付けをする。そのためにはこちらが出した宿題の履修状況を必ずチェックし、小テストの結果を確認して具体的な声掛けを行っています。

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■成績アップだけでなく生徒が“間違えた悔しさ”を味わうことを意識する

荒木 規克(江津校 教室長)

復習ノートや間違いノートを活用しています。過去のテストや模試で間違えた問題を生徒自身が蓄積し、各科目のノートにまとめています。ただ成績を上げるだけでなく、間違えた悔しさを忘れないようにするためにも効果的です。

■頑張り記入シートで毎日の頑張りと目標を振り返る

薗山 勇希(折尾校 社会科教師)

毎日の頑張り記入シートを活用しています。このシートには、まず心の成長6か条の中から自分で目標を決めて書く欄があります。また、小テストの点数、宿題の提出状況、日々の反省、わからない科目があればチェックする欄があり、自らの学習の振り返りに活用しています。
目標に関しては、長期のものは個別で設定していますが、短期の目標を作りづらいので、最終コマの1分激励などで次の小テストの目標点を決めるなどして、身近な目標を作る意識づけをしています。


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■具体的な施策と合わせてモチベーションアップを狙う

先輩たちの声からわかるように、PDCAは最初からできるものではありません。生徒にとっては「何をすればいいの?」と不明確なところから始まるので、具体的に示すことが大事です。そして、計画がうまくいったときもいかなかったときも、生徒が「次はもっと頑張ろう!」と前向きな気持ちになることも重要です。先生自身も、他の仲間の協力のもとでPDCAを回して成長しています! 少しでも教育のお仕事に興味を持っていただけたなら、ぜひ一度お話ししませんか?ご応募をお待ちしております! 

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